二十話:ゲームスタート
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ところで最初からライザーを狙いに行くのかしら?」
「てめえらが他のカス共を殺るまではカッ消さねえ、それまでは寝てる。」
「寝るって……はあ…いいわ。あなたの行動に一々けちをつけてもしょうがないものね。」
「そう言うことだ、じゃあな。俺は屋上で寝てくるぜ。」
さてと……焼き鳥、次に俺が目を覚ました時がてめえの処刑時間だ。
それまでせいぜい、残された時間を楽しんでいればいい。
Sideバジル
小猫殿と共に体育館付近に近づきそっと中の様子を伺います。
「……います。」
「そうですね、それならこの際こそこそと隠れずに行きましょう。」
「……了解です。」
待っていてもしょうがないので堂々と体育館の中に入りますと既に体育館の中央にはライザーの眷属がいました。チャイナドレスを着た人、ブルマ姿の双子、そして一誠殿に焼かれた棍棒が武器の人……四人ですか、数で不利なのは分かっていましたがいきなり倍の敵ですか……相手にとって不足はありません!!
「こんにちは、グレモリーの眷属さん。………ねえ、あの人はここにはいないのよね?」
「一誠殿ですか?ええ、一誠殿はライザーとの戦闘しか許されていませんのでここにはいませんよ。確か……ミラ殿でしたか?あの時は一誠殿が失礼しました。」
「い、いえ、私が悪かったんです!!」
ミラ殿……一誠殿に相当怯えていますね。まあ、無理もありません。危うく殺されかけたんですからその位なっても可笑しくありません。
「私はライザ―様に仕える『戦車』、シュエランよ。」
「『兵士』のネルでーす。」
「同じくイルでーす。」
「ご丁寧にどうも、拙者『兵士』のバジルと申します。」
「……塔城小猫です。」
さて、自己紹介もすみましたし―――行きますか!!
「小猫殿!!行きますよ!!!」
「……はい!!」
『銀狼の牙発動』
まずは銀狼の牙を構えて敵の出方を伺います。
「「バラバラ♪バラバラ♪」」
楽しそうな声を響かせながら拙者の方に駆け寄ってくる双子の女の子……その手にチェーンソーを携えて……。
「チェーンソーでござるか……物騒な物を。」
「きゃはは、お兄さんをバラバラにしてあげる♪」
「バラバラ♪バラバラ♪」
「はあ……将来が心配な方々ですね。」
軽くため息をつきながら脇目で小猫殿の方を確認します。今、小猫殿は相手の『戦車』と相対している所みたいですね。恐らく、修行の成果を試したいのでしょう。
さてと、拙者は―――
「ネル、そっち!!」
「はいさ、イル!!」
「よっと、いいコンビネーションですね。」
片方が右から来たと思ったら左からもう一方が来るチェーンソーでの連撃、これは
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