プロローグ
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あれは俺がまだ九歳の時だった。
俺のことを育ててくれた竜が姿を消してしまったのは…
俺が物心ついたときにはもう竜、地竜ガイアロストが俺のことを育ててくれていた。
色んなことを教わった。人の言葉文字、心、そして、魔法…
ガイアロストの口癖はいっつもこうだった…『己の道を進むことこそ、真の強さがそこにある!!だから、己を信じ前へと進め!』なんてワケわからねぇこと言っていたような気もする…
しかし、俺はまだあんたの言うような『己の道』っていうのはこの七年経とうが見つけれていない…あんたの弟子にしてはできの悪いようで情けなく思うよ…
そしてもっと情けないのは…
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「待て!」
今こうして『評議院』っていう魔法を使う者『魔導士』を取り仕切る役人達に全力で追われていることだ。
何をしたか?知らん…こともない…実を言えば、さっき町のゴロツキに絡まれてしまい反撃したら少しやり過ぎてしまっただけなんだ。
どうやり過ぎたか?ええっと確か…町を半壊?確かそうだったと思う…
だから、こうして追われているワケなんだ…
この国、フィオーレ王国に来たのはつい先日…今までは山や森のような自然豊かな所でガイアロストを探していたんだ。もしかしたらガイアロストを見た人がいるかもと思い町に下りてきたのが運のつき…
まさかこんな何十人に追われるハメに…
取り敢えず俺はまた山の方へ逃げ帰ることにしたのだった…
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