第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第12話『世の中、何が起こるか分かったモンじゃないね』
[7/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
したよちくせう。焼肉なんて食える金なんて持ってないっての!
「あのぅ、すいません。しんさん、サイフの中身がレッドゾーンなんですがねぇ」
「大丈夫だよ。僕が奢るから」
「おお!ボーちゃんふともも!」
「それを言うならふとっぱらだろ?神之介」
救いの手を差し伸べてくれたボーちゃんに感謝!・・・風間君にツッコミを入れられたが気にしないもん。
「そうとも言う〜。兎に角、焼肉屋さんに出発しんこー!」
「「ナスのおしんこ〜!」」
「やれやれ」
「何か懐かしいね、このやり取り」
そんなこんなで、オラ達は、焼肉屋で食事をした。・・・のはいいが、風間君が途中で愚痴を言いながらヤケ酒煽って悪よいしてしまったため、オラの事務所につれて帰ることになった。んでもって、帰り道に風間君の吐いたゲ○がオラのズボンに直撃してしまい、大惨事になったのは、後の話。・・・不幸だ。
Side Out
そして夜は更け・・・、人は眠りにつき、そして夢を見る。人と言うのは誰しも夢を見る。
永劫でなければ、眠りは死ではない故、たとえ目覚めと共に、朝に融けてゆくとしても・・・人というのは誰しも夢を見るものである。
例えばそれは・・・、
「うう・・・窓にっ・・・窓にっ・・・。般若面のっ・・・お嬢様がっ・・・」
冒涜的な夢。
「にゅふふ・・・、中々の美味ではないか。このパフェというのは・・・」
「アハー、おねいさ〜ん・・・待って〜」
「えへへ・・・イケメンが一杯だー」
楽しい夢。
「・・・お爺様・・・」
悲しい夢。
「ぐおー・・・おのれ、野原神之介めぇ〜。かくなる上は〜・・・この禁断のスイッチを〜・・・」
何がなんだか分からない夢。
・・・そして・・・、
「嫌・・・、嫌ァ・・・嫌ァァァ・・・嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
悪夢、世界を犯す悪夢である。
「夢、それはヒトの世界に溢れる想いの結晶」
そう呟き、女、ナイアはソレに眼を向ける。
「ギェアアアアアアアアアアアアアアアア・・・」
ナイアの体から溢れる闇、それに喰われる怪異に・・・やがて怪異は数枚の紙片となった。
「こんないたいけな女の子に襲い掛かってくるなんて酷いなぁ・・・。全く、本体に似て乱暴なんだから」
そう呟き、ナイアはその紙片を拾い上げ、思案する。
「さてと・・・これをどうしようかなぁ・・・。ただ、マスターテリオンに渡すって言うのもつまらないし・・・」
うーんと、唇に指を当て考える。そして、何か閃いたように頷いた。
「よし、コレを使って、神之介君を困らせちゃおうかな?・・・全く、我ながら悪い癖だね。これは・・・」
それに・・・。とナイアは笑みを浮かべ続ける。
「夢を見せるのが道化の仕事だしね。・・・お仕事
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ