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機神呼嵐デモンベイン
第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第12話『世の中、何が起こるか分かったモンじゃないね』
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激すんじゃねぇよ!只でさえヤベェってのに!・・・いやー・・・はは、すいません」
 アルにそう耳打ちし、姫ちゃんに頭を下げる。・・・こういう、女の子が怒ってる場合は自分が悪くなくても謝る。父ちゃんからの受け売りである。
「はぁ・・・まぁいいでしょう。おかけになってくださいな」
 そんなオラの謝りが通じたのか、特に何も起こらず姫ちゃんに言われたとおりに座る。互いに座ったところで、メイドさんがお茶を運んできた。
「紅茶をお持ちしました」
「ご苦労様、稲田」
「どうぞ、野原様」
「あ、どうも。ありがとうございます」
「ありがとうございまーす♪」
「うむ」
 優雅なしぐさでお茶を渡すメイドさんに軽く会釈。
 ティーカップの中にある紅茶を見てみる。・・・まさか毒を盛ってるんじゃねーだろうな?と警戒せざるをえない。
「毒はありませんわ。安心してお飲みくださいな」
 ・・・風間君に続き、姫ちゃんアンタもオラの心を読みなさるか。チラっと、ひまわりとアルを見てみる。2人とも美味そうに飲んでいるのを見ると、杞憂のようだ。ンでもって、オラも一口飲んでみる。
「ふぅん・・・この味、確か・・・リッ○ウェイだっけか?イギリス王室御用達の」
「正解ですわ。野原さんも飲んだ事がおありで?」
「ああ、高校の時友達の家に招かれた時に飲んだ事があるんだ」
 ちなみにその友達と言うのは酢乙女あいの事だ。いつも『しん様〜』と言い寄られまくったなぁ・・・。と当時を思い出して苦笑いする。オラが、高校を卒業しアーカムにやって来てからは何も連絡は無いが・・・元気にしてるかなぁ・・・。
「こほん、そろそろ本題に入らせてもらってもいいでしょうか?」
「え?ああ、いいぜ」
 過去の思い出に浸っていると、姫ちゃんの声がしたので再び現実に戻す。
「野原さんの意向は、ウィンフィールドとボーから、伺っております。こちらも極力、私情を交えずに協議させていただいた結果・・・」
「・・・(ごくり)」
「現状、デモンベインを有効に運用するには野原さん、貴方の力に頼らざるを得ないという事になりました」
 ・・・と言うことは、デモンベインの使用を認める。・・・そういうことになる訳だ。
(・・・ありがとよひつじさん、ボーちゃん)
 姫ちゃんに説得をしてくれただろうボーちゃんとひつじさんに胸中で礼を言う。そこへ、ただし!と姫ちゃんの声が。
「デモンベインはあくまでも覇道財閥のものです。今までのように勝手な運用はされてもらっては困ります」
「(・・・まぁ、これは仕方ないか)わーったよ。気をつk「汝はうつけか?敵が現れる度にいちいちお伺いを立てろと?」っておいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!アル、お前何言っちゃってんのォォォォォォォォォォォォォォォ!!!?」
 オラの言葉を
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