第四部『CHILD'S PLAY 〜邪神暗躍ッ!闇に囚われた少女を救え!だゾ〜』
第12話『世の中、何が起こるか分かったモンじゃないね』
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今更確認するって訳じゃあないが・・・神様の愛が無償なんてのは嘘も嘘。全くの嘘っぱちだ。
神様ってのは特定の輩をエコ贔屓するのが当たり前なのである。どっかの自己愛に塗れた下劣畜生然り、女神を一途に愛し続けた水銀の蛇然り(神座○象話)ってな訳で、世の中には格差ってのがある。
簡単に言えばこんな感じ。
天才と凡人。
勝者と敗者。
大富豪と貧乏人
リア充と非リア。
まぁ、こんな風に神様ってのは不平等なんです、ちくせう。
例外があるとするのなら、全てを平等に抱きしめる黄昏の女神だったり、誰にでも訪れる死神さん。・・・まー、オラが敵に回そうとしている邪神達も、人間の事を只の塵芥と思っているだろうからある意味では平等なんだろうなと思う。
「んで?」
「何が言いたいのだ汝は」
「神様・・・アンタは敵だゾ」
ひまわりとアルの一言に血涙を流しながらオラは答えたのであった。
あの男の浪漫満載な破壊ロボとの死闘から約一週間。オラ達は姫ちゃんにデモンベインの件で呼び出された。
「お嬢様には僕が話して、説得するから安心して」
ボーちゃんはそう言っていたが、やっぱ気まずいものである。
(・・・にしてもデカイですなぁ・・・)
周囲数kmまで広がる高い塀。見上げれば首が痛くなるほどデカイ巨大な門。
ぶっちゃけ、ドがつくほどの庶民であるオラには到底たどり着ける世界ではない。
「きっと、チョコビが食べ放題なんだろうな」
「うんうん、それに、毎日美味しいものが食べれるんだろうね。5つ星シェフの」
「汝等、それが思いつく限りの贅沢か?」
呆れ半分でオラ達にツッコむアル。まーな。といおうとしたオラに割ってはいるようにひまわりが口を開く。
「・・・ねぇ、アルちゃん。貴方は残り物で作った料理を毎日食べたことある?」
「・・・」
「『考えるのがめんどくさいから』って、毎日同じものを出されたことある?」
「・・・」
「『他のが食べたい』って言っても、とりあっt「ひまわり、妾が悪かった。いや、ホントマジすんませんでした。だからその死んだ魚のような目で妾に迫るのは止めろ。ってかやめてください」」
(・・・みさえェ・・・、オラがアーカムに行ってる間も全然かわんねーな・・・)
物凄い妹の形相にめちゃくちゃビビるアルを見ながら、胸中でそう呟く。
まぁ、そんなこんなで警備員に用件を伝えて数分後。中に入ることを許され門を潜り抜けるとそこは、物凄く広大な敷地でした。
「なぁ、ひま。この敷地を見てくれ。こいつをどう思う」
「すごく・・・広いです」
そりゃあもう、肝心の覇道邸が見えないくらい。・・・これが貧富の差と言う奴なのだろうか。と、そこへリムジンがやってきた。どうやら車に乗らないとたどり着け
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