1部
5話
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本物の布と同じようにひらひらと舞う。そして、布は一人でに一枚の木の葉を覆い、私はそれの木の葉に打撃を放つ。
「げふぅ!?」
「な、ナルトくん!?」
木の葉は煙を放ち、いつの間にやらナルトに姿を変えた。いや、ナルトは木の葉に化けてそれを維持出来なくなったというのが正確か。
「な、なんでバレたってばよ!?」
「ああ、これさ」
そう言ってか私は水の布を持ち上げ、ナルトに見せる。
「この術は音に反応する探知用の術でな、私の周囲の異音を感じ取りそこへ伸びるようになっているのだ。
原理としては水に伝わる音の振動を……面倒になったから細かい説明は省こう。
要するにナルト、お前が変化で隠れているだろう事は想像できたのでこの術でお前の心臓の鼓動を感知し、強引に探し当てたという事だ」
「今回は上手くいくって思ったのにな……あー悔しいってばよ!!」
「ご、ごめんねナルトくん。私がもう少し姉さんを抑えられてれば……」
「ヒナタは悪くないってばよ。ただねーちゃんの術を考えなかった俺のミスだってばよ」
「ほう?ナルトが考えたのか、この作戦」
「変化は俺の考えで、煙玉を使っての足止めはヒナタの考えだってばよ」
「成る程、二人ともよく考えたな。偉いぞ、褒めてやろう。そうさな、何かしらの褒美をやるが……何がいい?」
「じゃあ、俺ってばねーちゃんの作ったラーメンが食べたいってばよ!!」
「あ、私も。姉さんの手料理は美味しいから……」
ラーメンか、随分と面倒な物を要求するな……仕方ないやってみるか。
「初めて作るので味の保証はしかねるが、それでいいなら明日辺り作ってやろう」
さて……麺はどうやって作るんだ?
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