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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic1 参上、魔法使いライダー
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ガーゴイルを蹴散らしていくDZナイト。
が、ガーゴイル撃破に夢中になっているDZナイトをよそに、フレイムバットは何とか体制を立て直し…DZナイトの背後から自らの魔力による巨大火炎弾を放とうとしていた。
(魔法使いよ…後ろがガラ空きだぞ!!)
空気が振動し、大気中の魔力が両翼に集中する。
魔力の塊は徐々に巨大化し、ついには直径2mまで膨れ上がってゆき、更に魔力を極限まで練り込んでいく。
(さぁ、トドメだ!!)
そして、今まさに巨大火炎弾をDZナイトに決めようと構えた…その時。
…ゴッ!!
フレイムバットの右側面から炸裂弾が飛び、頭部に命中した。
『もるげんごぶはぁっ!!?』
「!?」
背後からの叫びに驚き、DZナイトは思わず後ろを振り向いた。
見れば、フレイムバットが頭を押さえ、ギャーギャーとのたうち回っている。
もちろんDZナイトには背後を攻撃する術はなく、ガーゴイル撃破に専念していたため気付くはずもない。
ピー、ピー!!
ディザードを救った者の正体は、鳥をモチーフとした動く彫像であった。
サラが万一を考え送り込んだモビルアニマル…魔法で動く、小型のサポートスタチューである。
赤いボディが目立つそのモビルアニマル『ミニフェニックス』は、ディザードが苦戦していたガーゴイルに向けてブレスを繰り出し2体を撃破、更に自ら炎に包んで体当たりを敢行し残ったガーゴイルを倒してゆく。
「ありがとう、Pちゃん。」
『ピー!』
『お、おのれ…よくもやってくれたな、あのチビ鳥め!』
ようやく痛みが引いたのか多少よろけながらも自力で起き上がり、再び構えをとるフレイムバット。
それに気づいたディザードは、フレイムバットを仕留めようと右手の指輪を変更するべく、腰にあるリングストラップに手を伸ばした。
ところが。
ズゴゴゴゴ……。
いきなり上空から、地響きにも似た凄まじい音が二人の耳に聞こえた。
最初は何だかわからなかったが、ミニフェニックスがギャーギャー騒いでいるのを見たディザードは、おそるおそる上空をのぞき見た。
「…。」
『おい女、一体何が見えたんだ?』
ディザードが頭上を指さし、フレイムバットが指の先を見る。
彼の目に写ったのは……自らが放った巨大火炎弾。
そう、さっきのミニフェニックスによる攻撃で上空に飛んだ巨大火炎弾が、重力の法則により落下してきたのだ。
しかも、落下先は…フレイムバットの真上。
『……なぁぁぁぁにぃぃぃぃぃ!?』
「Pちゃん、私を守って!」
その勢いそのままに巨大火炎弾はフレイムバットに命中……。
『
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