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アクセル・ワールド 〜赤龍帝の拳〜 (更新凍結中)
第二話 赤龍帝の復活
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合っているのは、かの黒雪姫なのだ。
つまり、なにが言いたいかと言うと…

「“またそうやって君は私が見てないところで女の子をたぶらかす。やはりこの一年間も何人もたぶらかしてたのではないか?”」

めんどくささが常人の三倍。昔からこうだ。機嫌が悪くなるとすぐに俺の交友関係のことでぐちぐち言い始める。

「“いいから話を始めろよ。黒雪姫様。”」

そう言うと、彼女はふくれっ面になりそっぽを向いた。

「“なんだよ…なんか言いたそうな顔だな?”」

「“その呼び方…やめてほしい”」

「“あ、ああ。そうか…じゃあ…副会長様?”」

昨日生徒会の副会長だって言ってたしな。だがまだふくれっ面は治らない。

「“先輩殿?”」

二年生だし。だがまだふくれっ面は治らない。

「“ロータス様?”」

一番のふくれっ面になった。なんで?
“あっちの世界”で有名な名前なのに…綺麗じゃん。ロータスって確か薔薇…だっけ?とりあえず花の名前だよな。結構好きなんだけど。

「“昔のように姫と呼んでくれ!”」

「“お、おお…了解。”」

まったく…大声だすなよ直結してんだから響くじゃねえか…

「“で、さっさと本題に入ってくれよ。別に予定はないが”」

ちなみに友達も千百合以外いない。故に一緒に御飯食べる男子など一人もいない。だから予定が入るなどあり得ない。あれ、おかしいな。涙が……

「“まったく。君は悲しいことを真顔でいうな。”」

うるせー。言いたくて言ってるわけじゃねえやい。

「“さてと。いい加減本題に入るとするか。一誠くん。”」

「“なに?ああ。わかった。そうゆうことな。”」

俺と姫は目を閉じ、こっちは何もせず、姫は加速の言葉を一つ。

「バーストリンク!」

バキィィィンと世界が割れる。目を開けると、そこは先ほどまでの普通の学生食堂ではなく、黄昏時の草原へと変貌していた。

「その姿を見るのも一年振りだな。ウェルシュドラゴン。」

振り返ると、そこには美しい黒揚羽のドレスを身につけた姫がいた。

「俺も、お前の姿見るの久しぶりだよ。」

かく言う俺も普通の格好ではない。
と言うか人間のものではない。
今の俺はこの世界のバトルアバターとなっている。レベルはとある事情で一。ここら辺はまたの機会に。
紅く紅い龍の鎧。全身には刺々しい装飾が施されており、背中からは紅い尻尾のような物が伸びている。
だが、その両腕には他とは違い何かが足りない印象を与えている。それもそうだ。今の俺には、アレを装備する資格などないのだから。

「にしても、こっちに来るのも久しぶりだな。」

こっち。つまりは加速世界。あり得ない話だが、俺と姫は、今ニューロリンカーにイン
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