ここはどこですか?……
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「んっ……こ、こは……」
僕が目を覚ました時、そこはどこかの公園の木の下だった。その公園は緑が豊かで暖かい春の風が吹いていた。
「願いは叶えたよ……後は頑張ってね」
「っ!?」
声が聞こえた方を振り返る、しかしそこには誰もいなかった。今の声はなんだったんだろう……
「とりあえず今の状況を………ってこれは…」
立ち上がった時、ふと古い石が目に入った。いや、石じゃなくてお墓かなにかだろうか……だけど見たことがない文字のためなにが書いてあるかはさっぱりわからなかった。
まぁ、今は自分の状況を把握しないとね……えっと、スーパーに行って買い物して神社によってお賽銭をいれて、光に包まれたと思ったらここにいた……と、
ふぅ………さっぱりわからないね……
キランッと決め顔をする。
「って……ダメじゃん!!状況把握してもなにも変わらないじゃんっ!っていうか僕、なんでさっき決め顔したんだ!?」
僕は自分の今の状況に絶望して膝をついた。一体どうしてこんなことに……ま、まぁとにかく、ここはどこなのかをまず調べないとね…
でも……いきなりここはどこですか?
なんて言ったら最後、百パーセント変な目で見られるよね…どこかに交番みたいものはないかな……
**
というわけで探し回ってみたものの、交番らしきものは見当たらなかった。それと気づいたことが少し……ここ、僕が知ってるよりも科学が進歩してるかも……
う〜ん、さて……どうしようかな。誰にも聞けないとなると非常に困った……なんて思っていた時、
「っ!?」
突然の銃声が響いた。その銃声はすぐ近くのレストランからのようだ。野次馬からの話を聞いたところ、どうやら強盗のようだった。
どうなるのかと見ていたとき、空から金髪の美人さんが降りてきた……
はい!?空から人が降りてきた!?自分で言っててビックリだよ!?
「時空管理局執務官フェイト・T・ハラオウンです。状況はどうなっていますか?」
金髪さんの名前はフェイト・T・ハラオウンというらしい。 時空管理局?は知らないけど警察みたいなものなんだろうか……
というか、僕はそんな機関知らないんだけど……僕は頭の中にあった予想を振り払って今起きている事件の行く末を見守ることにした。
犯人との交渉が二時間程続いていた、どうやら犯人の要求は逃走するための乗り物の確保みたいだ。
しかし、ある問題があった。それは、十分後に乗り物を持ってこないと一人ずつ人質を殺していく……というものだった。
ここにはどう急いでも三十分はかかるためどうしようかと考えているようだ。
「私が最初に突入して犯人達の気を引きま
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