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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第58話 マテリアル覚醒
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「やっぱり厄介ね………」
そう呟きながらライの攻撃を躱すホムラ。
有栖家の隊列はライをフロントアタッカーに置いた、3バックだった。
それにより、ライの相手をしているホムラは後ろの3人も同時に相手をしなくてはならなかった。
普通の敵を相手にしている分はいくらでもやりようはあったのだが、速さでも零治とひけをとらず、むしろ一番速いアーベントの状態でも付いてくるライを完全に躱す事は出来ず、ライはホムラから張り付いたまま攻撃を繰り返していた。
「ブラストファイヤー!!」
「ちっ!?」
それに加え、有栖家4人の連携は全員意識をシンクロしているのではと思うほど、隙の無い連携をしていて、ホムラは攻めに転じられず、防戦一方だった。
「………正直舐めてたわ。有栖零治の意識で貴方達のことを知っていたつもりだったけど本当に厄介だわ」
「だったら諦めてレイを返して!!」
「それは無理だって言ったでしょ?………それに貴方達の相手に時間を掛けてるとクレインに笑われるし、やりたいこともあるから私も本気で行かせてもらうわ!!」
そう言うとホムラの姿が消えた。
「!?優理!!」
ライの声に優理は反応し、盾を構え、夜美と星の前に立つ。
「プロテクトウォール!!」
盾を中心にその空間に巨大な壁を展開した。
「夜美!!」
「分かっている!!」
互いに確認した後、バインドを設置する2人。
(面倒ね………神速の対策も考えてるわけか………)
零治の神速の時間はせいぜい5秒ほど。それ以上すると負荷に耐え切れず集中力が続かない。
だからこそ星達は時間稼ぎとして様々な手段を考えていた。
それが優理が壁を展開し、夜美と星がバインドを設置するなどの手段である。
実際にそれは零治に対してはかなり効果のある戦法だった。
しかし………
(時間制限があればの話だけどね!!)
「えっ………?」
「優理!?」
目の前にホムラが現れ、思わず声が漏れる。
「先ずは1人………」
そう言いながらゆっくりと優理目がけて刀を振り下ろそうとした時だった。
「優理!!!」
スプライトフォームになったライがその間に入り、間一髪間に合った。
「あら、速いわね」
「インフェルノ!!」
一度動きが止まったホムラに夜美が球体の魔力を降り注ぐ。
「全く、味方がいてもお構い無しね。厄介なのがそれでも味方に当たらない事かしらね………」
不満気に呟きながら4人から距離を取った。
「時間制限がない!?」
「そう。私はこの体を手に入れたけど、その全てを受け継いだ訳じゃないの」
「どう言う事だ!!」
「簡単に言えば彼の精神の部分。心を壊し、そこを支配して
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