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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第58話 マテリアル覚醒
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等のシールドを作る事には成功したんだよ。これの意味が分かるかい?」
「………砲撃系の魔法は効かないとでも言いたいのか?」
「そう、このアーマーは魔導師相手では無敵と言って良い出来栄えなんだよ」

と自信満々に答えるクレイン。まるで自分のおもちゃを見せて自慢している様に嬉しそうに答えていた。

「バカバカしい………結局真似て近づかせただけだろ?そんなものが完璧な道理があるわけねえ。それにそのフィールドの対処方は分かっている」

そう言うとクレインに向かって駆け出すバルトマン。

「はあああああ!!」

クレインに向かって振り下ろした。

「ふん」

それをクレインは涼しい顔で腕に展開した魔力刃で受け止めた。

「ちっ………!!」
「ふむ?こんなに軽かったかな?やはり怪我の影響かい?」
「舐めるな!!」

地面に着地すると同時に横なぎに回転して斬りかかるバルトマン。

「遅いよ」

しかし実際に斬りかかる前にその斧をしゃがんで避け、懐へ潜りこんだ。

「うぐっ!?」

勢いよく回転して攻撃したバルトマンは避ける事も守る事も出来なかった。
クレインの拳を受け、上に体が浮いてしまうほどの衝撃を受ける。

「………残念だよ見る影も無いね」

そう言うと足を上げ、顔に振り下ろした。

「がふっ!?」

その威力はバルトマンの体全体が叩き付けられるほどの威力があった。

「君は以前にレリックコアを無理矢理取り付けた事と幼い頃から続けた無理な戦闘の影響で魔力枯渇病になっているね?それだけでも既に戦いづらい状態だろうにそのうえ大怪我。ボロボロだね本当に」

立ち上がろうとしたバルトマンを足蹴りにしながら呟く。

「自慢の力も雷の様なスピードもあの獣の様な迫力も無い。………どうだい?顔なじみのよしみで今帰るのなら見逃そう。ゆりかごの効果が完全に広がるまで、君の大事な人達と過ごすがいい」

そう言って後ろを向くクレイン。既にその目にはバルトマンの興味は失せていた。

「さて、次はまだ暴れている加藤桐谷とヴォルケンリッターの鉄槌の騎士を相手にしてみるとするかな………」
「待て………!!」

立ち上がるバルトマンが去ろうとしたクレインを止めた。

「………言ったと思うが、もう君に興味は無いんだ。時間も無駄にしたくない。さっさと出て行ってもらいたいんだが………」
「悪いが、それじゃあ俺が満足しないんでね………!!」

そう言い、体全体が雷で覆われた。

「ほう、バルト・ベルバインが使っていた雷神化か………所詮悪あがきだね」

そう呟きながらクレインは再びバルトマンに対するのだった………





















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