暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第58話 マテリアル覚醒
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される。

「クレイモア、喰らえ!!」

そう叫んだ後、大量の魔力弾が広範囲に発射された………




























「ふむ、中々激しく暴れているね。流石加藤桐谷と言ったところかな?」
「はぁはぁ………」

クレインは関心しながら映像を見ていた。
そんな中、バルトマンは壁を背にゆっくり体を起こす。

「そう、まだ壊れてしまっては困るよ?まだまだデータを取っておきたいんだからね」

そう言って魔力刃を腕に展開する。

「それは加藤桐谷のデバイスか………」
「そう、たしかセレンと呼んでいたかな?」

全身白の鎧に包まれたクレイン。顔までマスクで覆われたその姿は、アーマーと呼べるか怪しいほど薄い軽装で、ブラックサレナやアルトアイゼン、ゲシュペンストの様なブースター等一切無く、武装もついてなかった。それでも自分の操作次第でどんな武器でも展開でき、それを使う事が出来る。現在クレインが展開したのは両腕に沿って展開された双剣の魔力刃である。

(攻撃は多彩でパターンは無限に近い状態。武装展開も即時に出来、タイムラグはほぼ無い。攻撃に関してはかなり面倒だ………防御面が動きやすさを考慮してかアーマーと言うよりもスーツの様な状態なのがつけ入る隙になるか………)

自分の怪我も含み、防戦一方ながらもバルトマンは冷静に分析していた。

「どうしたんだい?前の君ならもっと荒々しく戦っていたものを………」
「てめえがそれを言うか………!!」

大ききモーションになった瞬間を見逃さず、蹴りを決め、距離を取る。

「ボルティックブレイカー!!」

バルトでもお馴染みの雷の砲撃魔法。

体勢を立て直すところを狙ったバルトマンの攻撃はクレインの避けられないタイミングで放たれた砲撃だった。

「流石、経験が違うか」

避けられない事を分かりつつも、嬉しそうにそう呟くクレイン。
砲撃に飲み込まれてもその態度は変わらなかった。

「これで終わればとてつもなく楽なんだが………」

そう呟きつつ、クレインの様子を確認する。

「んな訳ないよな………」

クレインは右手を前に突き出した状態でその場に立っていた。

「………流石に無傷とは思わなかったな、一体どうやって防いだ?」
「………佐藤加奈との戦闘を覚えているかい?」
「佐藤加奈………?ああ、あのうざったいサーチャーやプロテクションを張る女か。奴がどうした?」
「彼女の技の一つ、フォースフィールド。あの技は遠距離からの魔力による砲撃を完全に無効化していた。最初は私の協力者のヴェリエ元帥に言われ、研究を続けてね。結局最後まで同じ物は出来なかったが、あのフィールドと同
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