暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0759話
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クロスキャノンと同じ原理の武器であり、現在バジュラに効果のある数少ない武器です」
「ちょっと待って欲しい。そうなると、私のVB-6はバジュラに対して有効な武器が無いままになるが?」

 話を聞いていたカナリアが声を上げる。
 それを聞いていたルカは、小さく頷き手元の機械を操作。スクリーンに映し出されるのが、重量子ビームガンポッドからミサイル弾頭へと変わる。

「確かにVB-6ではこの重量子ビームガンポッドは使用不可能です。その代わりと言う訳では無いですが、カナリア中尉のVB-6にはこのミサイル弾頭を積んで貰います。MDE弾頭。L.A.Iが開発した新型の弾頭で、バジュラの体内から取れるフォールドクォーツの粉末を使用して作られた弾頭となります。命中すればディメンジョンイーターのように空間その物を抉り取るので、バジュラに対しても効果は絶大ですね。同時に、スカル小隊、ピクシー小隊の使う全ミサイルがこのMDE弾頭へと変更となります」

 ……なるほど。確かにディメンジョンイーターの小型版ともいえる効果を持つのならバジュラに対しても効果はあるだろう。……だが、それでは……

「いずれ向こうに適応されて、反応弾と同じ結果になるんじゃないのか?」

 そう。ミハエルが言ったように、その可能性が高い。重量子ビームにしても現在は効果があるが、それがいつまでも続く訳では無い。被害が出れば、それだけ奴等の方で対応する速度が上がってくる筈だ。
 だが、そんなミハエルの問いにルカは自信ありげな笑みを浮かべて頷く。

「確かに普通に考えればそうです。ですがミシェル先輩もご存じの通り、バジュラが情報をやり取りしているのはフォールド波によってです。つまり、バジュラが僕達と戦ったデータのやり取りを次の世代に反映させる為には、どうしてもフォールド波を出す必要があるんです」
「……まぁ、今までの話を聞いてる限りじゃそうだろうな」

 この辺は既知の出来事だ。だが、そのフォール波をどうにかするにも……おい、ちょっと待て。
 そこまで考え、ふと思いつく。既に見知っているフォールド波について説明しているという事は、つまりそれを覆す何かが出来たから。それは……

「バジュラのフォールド波を妨害する事が出来るのか!?」

 俺と同じ結論に至ったのだろう。ミハエルが驚きの表情を浮かべながらそう叫ぶ。
 そして、同時にその言葉を聞いていた他の者達がざわつき……

「はい、そうです。L.A.Iの方でフォールドジャミングシステムとでも言うべきものの開発に成功しました。ただし、半径200km程度の広さしか効果はありませんけど」
「……確かにフォールド波をジャミング出来るのはいいけど、その割には範囲が狭すぎないか?」

 そう告げたのは、アルト。ドッグファイト用
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