マクロスF
0759話
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に会えて嬉しいのは分かるけど、もう少し素直になったらどう?」
「……何でブリッジクルーも揃っているんだ?」
小指を立てながらシナを作るボビーに、思わず溜息を吐く。
いや、悪い奴じゃ無いというのは知ってるんだよ。自分の趣味をこっちに押しつけてくるような事は無いし、同時にその好意が向いているのはあくまでもオズマのみだし。そのオズマにしても嗜好的にはキャサリンと付き合っているのを見ればノーマルだし。ただ……どうしてもこうしていきなり現れると1歩引いてしまうのは事実だ。
「何でもバジュラに対する効果的な対策が出来るようになったとかで、ブリッジクルー全員が集められたのよ」
褐色の肌と白目の少ない黒い瞳が特徴的なミーナが、こちらを見ながらそう告げてくる。その隣にはモニカとラムの姿もあり、いつものブリッジクルー3人娘が勢揃いといったところか。
そんな風に考えながらブリーフィングルームの中を見回すと、アルトやミハエル、カナリア、そしてピクシー小隊の面々の姿もある。
オズマの姿が無いのはまだ来てないからか? いや、キャサリンの姿も無いとなると、恐らくジェフリーと何らかの話し合いをしているのだろう。
「で、その対策ってのがお前がさっき言ってた事か?」
「そうです。ただ、詳しい説明はもう少し待って下さいね。一応機密ですから」
……へぇ、随分と自信のありそうな笑みだな。余程の事があると見える。
そんな風に考えていると、再びブリーフィングルームの扉が開き、この場にいなかったオズマ、キャサリン、ジェフリーが姿を現す。
「時間にはまだ少し早いが、どうやら皆揃っているようだな。では座ってくれ。早速会議を始めよう」
シェフリーの言葉に従い、俺とルカもアルトとミハエルの近くの椅子へと座る。
同時に、ブリーフィングルームの前へと出て行くジェフリー、オズマ、キャサリン。
「さて。今日集まって貰ったのは他でもない。バジュラに対抗する為の装備が色々と出来上がってきたのを報告する為だ。ルカ・アンジェロー二准尉、前へ」
「はい」
俺の隣に座っていたルカが小さく返事をし、前へと出て行く。そしてキャサリンが操作したのだろう。部屋の中が若干薄暗くなり、同時に映像スクリーンへと狙撃銃のような長い砲身を持つガンポッドと、それを切り詰めて今までオズマやアルト達が使っていたのと似たような大きさのガンポッドが映し出される。
「バジュラ対策についてですが、現在スカル2が使っている重量子ビームガンポッドを小型化したもの、ようはスカル4のアクセル君がYF-29で使っているものですね。これを多少簡易化したものをスカル小隊、ピクシー小隊へと配備します。ご存じの方も多いと思いますが、重量子ビームというのはマクロス・クォーターが使っているマ
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