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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
21 剣、取りし者
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ールドだし、ぼろぼろの布も何度も縫い合わされている。
戦乱による交流の途絶は物流面で自給の難しいこのような島だと、致命的な状況になりかねない。
それでもなお、竜と戦ってこの島の為に尽くした二人の剣士は間違いなく勇者だった。
今度は男剣士が口を開く。
「そこで相談なのだが、貴方方もドラゴンを追っているなら私達を仲間にしてもらえないだろうか?」
断るつもりは元からない。
デスティンにアイコンタクトで確認して、二人を仲間として受け入れる事にした。
「よかった!
私の名はアーウィンド。
よろしくね」
「私の名はサイノス。
よろしく!」
二人の手を握って、私達も自己紹介をする。
「デスティン・ファローダだ。
よろしく」
「エリーよ。
よろしくね」
「あたしはチルク。
よろしくね」
どこから出てきた。お子様妖精。
けど、ロード三人相手に堂々と名乗りをするあたりこいつは大物なのかもしれない。
本格的戦闘はCF上昇が目的だから短期決戦を主張した私が押し切り、夜半から暗黒竜の居るラザールの町と貿易都市ロンギスの間の狭い陸峡地域にて行われた。
ここに柵を作って魔獣達の警戒をしていたのだが、今回は戦力がある為に壮絶な殴り合いとなった。
「敵はデビルにスケルトン。
ヴァンパイアも居るぞ!」
サイノスが柵を出てヴァンパイアに斬りつける。
彼が装備しているのはデスティンが装備していたルーンアックスで、この手の連中にはめっぽう相性が良い。
装備も更新しチェインメイルとバックラーにバトルブーツをつけて前線にて兵士を鼓舞してゆく。
「北海に住む竜王よ。汝の氷冠を授けよ!凍土と化せ!
アイスレクイエム!」
アーウィンドの必殺技たるアイスレクイエムがスケルトンを消し去ってゆく。
魔道士の服にアークワンドを持つ姿はセイレーンにも見えなくはない。
なお、片方の手には常にマジックリーフがあるあたり、親近感が沸く。
おっと。
仕事。仕事。
「天駆ける星々の輝きよ、我が下に集いて汚れし大地を浄化せん…!
スターティアラ!!!」
こうして、長く周囲に被害を与えていた暗黒竜の眷属はわずか一時間で殲滅された。
なお、暗黒竜はそれよりも早くデスティンのブリュンヒルドによって退治されたのもついでに記しておく。
「これでこの地もしずかになることだろう…」
「しかしドラゴンがひとざとに現れるなんて ここ数十年にはありえないことであったはずなのだが……」
「これも帝国のもたらす悪しき所業のゆえなのだろうか」
はいはい。帝国のせい。帝国のせい。
それによってCFが上がるのだから私は口を閉
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