第十一話 アクセルSIDE6
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見れば回路が燃えだしている。
アクセル「過負荷…」
ウオフライ「借り物の力の代償って奴だ」
その時である。
『バトルシップ最終プロテクトが突破されました。これよりシップ内、全てのメカニロイドを自爆させます。』
アクセル「何だって!?」
ウオフライ「へ…大方、センセイの仕業だろうさ。使えない奴は切り捨てる…そういうことだろうよ」
パトルシップのメカニロイドが暴走を始める。
沈みかかった船からメカニロイドが這い出てきて、アクセルとウオフライに襲い掛かる。
アクセル「くっ…」
深手を負ったアクセルに大量の敵を相手取るのは無理があった。
しかしメカニロイドは容赦なく2人に襲い掛かる。
ウオフライ「アクセル…」
アクセル「喋っちゃ駄目だ!!何が何でも突き破ってみせる!!僕は絶対に諦めない!!」
ウオフライ「ガキが…一丁前に言うようになったな」
アクセル「いいから黙って…」
臥せっていたウオフライが立っていた。
燃え上がる胸部を押さえ、喘いでいる。
ウオフライはメカニロイドの大軍を見つめていた。
ウオフライ「確かに俺は卑怯者だがなあ…こんな汚え手ぇ使ってまでてめえを倒そうなんて思わねえよ。俺達を利用しやがったセンセイと違ってな」
ウオフライはメカニロイドの大軍に向かって走る。
アクセル「ウオフライ!!何を…」
ウオフライ「アクセル」
アクセルに向くの瞳は不敵で、意地悪くて自信に溢れていた。
ウオフライ「卑怯者にも卑怯者なりの意地ってもんがあんだよ。男だからなあ!!」
そう叫んで敵に突っ込む。
辺りが閃光に包まれた。
一瞬目が眩んで、何事かとおもった直後。
ウオフライは自爆して全ての敵を巻き添えにしたのだ。
残骸すら残らなかった。
アクセル「ウオフライーーーーーッ!!!!!!」
炎を前に絶叫が上がる。
みんな消える…。
敵も仲間も何もかも…。
仲間を止めた安堵も、戦いに買った喜びも全て。
アクセル「くそーーーーっ!!!!」
許せなかった。
レッドアラートを利用した悪しき者が。
アクセルは炎が吹き荒れる中で、その光をジッと睨んでいた。
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