暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第十一話 アクセルSIDE6
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

見れば回路が燃えだしている。

アクセル「過負荷…」

ウオフライ「借り物の力の代償って奴だ」

その時である。

『バトルシップ最終プロテクトが突破されました。これよりシップ内、全てのメカニロイドを自爆させます。』

アクセル「何だって!?」

ウオフライ「へ…大方、センセイの仕業だろうさ。使えない奴は切り捨てる…そういうことだろうよ」

パトルシップのメカニロイドが暴走を始める。
沈みかかった船からメカニロイドが這い出てきて、アクセルとウオフライに襲い掛かる。

アクセル「くっ…」

深手を負ったアクセルに大量の敵を相手取るのは無理があった。
しかしメカニロイドは容赦なく2人に襲い掛かる。

ウオフライ「アクセル…」

アクセル「喋っちゃ駄目だ!!何が何でも突き破ってみせる!!僕は絶対に諦めない!!」

ウオフライ「ガキが…一丁前に言うようになったな」

アクセル「いいから黙って…」

臥せっていたウオフライが立っていた。
燃え上がる胸部を押さえ、喘いでいる。
ウオフライはメカニロイドの大軍を見つめていた。

ウオフライ「確かに俺は卑怯者だがなあ…こんな汚え手ぇ使ってまでてめえを倒そうなんて思わねえよ。俺達を利用しやがったセンセイと違ってな」

ウオフライはメカニロイドの大軍に向かって走る。

アクセル「ウオフライ!!何を…」

ウオフライ「アクセル」

アクセルに向くの瞳は不敵で、意地悪くて自信に溢れていた。

ウオフライ「卑怯者にも卑怯者なりの意地ってもんがあんだよ。男だからなあ!!」

そう叫んで敵に突っ込む。
辺りが閃光に包まれた。
一瞬目が眩んで、何事かとおもった直後。
ウオフライは自爆して全ての敵を巻き添えにしたのだ。
残骸すら残らなかった。

アクセル「ウオフライーーーーーッ!!!!!!」

炎を前に絶叫が上がる。
みんな消える…。
敵も仲間も何もかも…。
仲間を止めた安堵も、戦いに買った喜びも全て。

アクセル「くそーーーーっ!!!!」

許せなかった。
レッドアラートを利用した悪しき者が。
アクセルは炎が吹き荒れる中で、その光をジッと睨んでいた。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ