第十一話 アクセルSIDE6
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ら泡を食って逃げ出しそうな状況でアクセルは平気の平左だった。
ウオフライ「生意気な奴めぇ〜…」
ウオフライはシャレが通じず、薙刀を手に間合いを詰める。
ウオフライ「ぶちのめしてやる!!」
アクセル「お断りだよ!!」
薙刀をかわしつつバレットで迎撃。
至近距離で喰らったウオフライはのけ反って顔を険しくした。
ウオフライ「調子に乗るな〜」
今度は遠距離から水鉄砲を放ってきた。
アクセル「ハッ、誰が喰らうかっての!!」
超高速で発射された水は鋼鉄すらも真っ二つにする。
アクセルはギリギリで回避。
水しぶきの光を尻目に見た。
瞳孔を戻せば。
アクセル「ウオフライ!?何処に…」
ウオフライ「ここだ!!」
背後から斬られた。
首の付け根から腰にかけ、深い傷であった。
ウオフライ「ひゃはははは!!よく生きてたじゃねえか」
ウオフライは卑怯者の名に違わず、いやらしい笑みを浮かべた。
大体背後からの攻撃など、戦士にあるまじき行為である。
アクセル「さっすが卑怯者、やってくれるよ」
そう言うアクセルの表情は引き攣っていた。
ウオフライ「その減らず口を叩けなくしてやるよ」
ウオフライは海に潜り、音もなく遊泳した。
戦士特有の闘気も卑怯者の悪意すら感知出来ない。
理由はウオフライが優れた戦士だからだ。
アクセルはバレットを下ろし、ゆっくり目を閉じた。
至極危なかっしい立ち姿。
背後で、水音。
笑い声と、飛び出す気配。
アクセル「背後から来るの分かってんだよ」
サークルボムの爆発がウオフライを飲み込んだ。
ウオフライはまだ生きていた。
サークルボムを喰らっても尚、生きていたのだ。
手加減はしていない。
やはりウオフライはただ者ではなかった。
アクセル「僕の勝ちだよ」
ウオフライ「は…生意気なガキだ」
ウオフライは笑うが、アクセルは笑わない。
アクセル「教えて、何がみんなを変えたの?どうしてみんな変わっちゃったの?DNAデータで改造したっていうけど、そんなこと出来るのはレッドアラートにはいないはずだよ?」
その問いにウオフライは渇いた笑みを浮かべた。
ウオフライ「センセイが俺達を改造しやがってね…てめえの持ってきたDNAデータを使えば、力を手に入れることが出来る」
アクセル「みんな充分強いじゃない!!そんな必要どこにあるの?」
ウオフライ「“成長”する力を持つてめえには分からねえよ。上には上がいるんだってことだよガキ。まあ、その結果がこのザマだ」
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