第二話 ボーキのフードウォー
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のぞみは早速杏仁豆腐を一気にかき込んだ。だが・・・
「グフォオ!?」
勢い良くかき込み過ぎてむせてしまった。その勢いのまま、彼は後ろに倒れてしまう。
「おおっと!のぞみ選手、ここで失格!!」
(最後だと慢心しましたね、提督。)
ミナヨちゃんの実況を聞いた赤城がニヤリと笑う。
(このまま優勝は私がいただきま・・・)
ガリッ
「舌噛んだ〜!?」
「おーっと!ここで赤城選手もダウン!!これで残ったのは5人のうち3人となりました!!果たして、勝つのは誰か!!!」
(貴方こそ慢心したわね、赤城。ってあれ?5人中3人?もう一人参加者が居たのかしら?)
ミナヨちゃんの実況を聞いた加賀が不思議に思っていた時だった。
コトリ
誰かが空になった器をカウンターに置いた。
「終了!優勝者は・・・空母ヲ級選手です!!!」
「ゴチソウサマ。」
「「「「なにいいいいいいいいいいいいいい!!?」」」」
優勝はなんと、深海棲艦の空母ヲ級だった。
「い、いつの間に参加してたんですか!!!」
「最初カラ居タヨ。」
「最初から!?」
「何で気付かなかったんだ!?」
深海棲艦が居た事に動揺する一同。そんな中、ミナヨちゃんはマイペースに司会を続けた。
「と言う訳で、優勝者のヲ級さんには賞金が贈られます。」
「コレデ色々買ッテ食ベレル。」
「そして敗者の皆さんには、今まで食べた分とヲ級選手が食べた分の代金を支払って貰います。」
「「「「ええええええええ!!?」」」」
「では、またのご利用、お待ちしております。」
翌朝、『提督と一航戦コンビ、深海棲艦にフードファイトで敗北す』と言う記事が青葉タイムスの一面を飾った。
「深海棲艦め・・・次は負けるものか!!」
「一航戦の誇りに賭けて、このリベンジは必ず!!」
「その為にも、毎日特訓を・・・」
『それはダメ!!!』
続く
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