第二話 ボーキのフードウォー
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からフードファイト抜きで何か食べて行くといい。ここの料理は絶品だからな。もちろん、私がおごるぞ。」
「レディとしては、司令官の好意は無下に出来ないわね。」
「おごりか。いい響きだな。嫌いじゃない。」
「ご馳走になるわ。」
「ありがとう、なのです。」
のぞみの発言に喜ぶ第六駆逐隊。そこへ、一人のヒカリアンが姿を現した。
「のぞみ、久しぶり。」
「ああ。久しぶりだなE4。」
のぞみはそのヒカリアンと互いに言葉を交わす。その様子を見て赤城が尋ねた。
「提督、この方は?」
「ああ。彼はライトニングE4パワー。かつて私の仲間だったヒカリアンだ。」
「なるほど、提督のかつてのお仲間でしたか。」
「司令官さんよりもおっきいのです。」
「そして、フードファイトにおいては私のライバルでもあるな。」
「提督のライバル・・・と言う事はかなりの実力者ですか?」
のぞみの説明を聞いた加賀が目を鋭くしながら聞いた。
「ああ。私がフードファイト界の獅子(ライオン)と呼ばれているのに対し、E4はフードファイト界の猛牛(バッファロー)と呼ばれている。」
「猛牛(バッファロー)、ですか。やはり彼も今回のフードファイトには参加するのですか?」
「もちろんだ。」
「ですが、誰であろうと負けません。一航戦の誇りに賭けて。」
そして、店内に入るとフードファイト参加組はカウンター席に、応援組はテーブル席に座った。
「それでは!フードウォー、スタート!!!」
374庵の看板娘、“神田ミナヨ”がその言葉と共に銅鑼を鳴らすと、参加者は一斉に最初に用意された料理、チャーハン食べ始めた。
「ひゃっ!?」
「これは、凄まじいものがあるな。」
「あんな早食いして司令官、喉つまらせないの?」
「凄い勢いなのです!」
「一航戦コンビに全く引けをとらないとは、司令官もE4さんも中々やりますね。」
テーブル席から観戦している第六駆逐隊と青葉は驚愕していた。そして、何回かお代わりを繰り返した後、あっという間に二品目の料理、ラーメンへと移る。そんな中、のぞみは横目でE4の方を見た。
(流石E4。既に弱点を克服してあるか・・・)
かつて、E4はチャーハンからラーメンに変わった際、箸が使えないと言う理由で敗北していた。
(だが、パワーアップしているのはお前だけでは無い!)
E4の成長を確認しながら、のぞみは勢いを強めた。
(今回はどちらかと言えば加賀さんと真の大食艦の座を賭けた戦いと考えていたのですが・・・)
世間では空母において赤城ばかりが大食いと認識されているが、実は加賀の方が大食いなのだ。
(提督とE
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