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儚き運命の罪と罰
第四話「ジュエルシード」
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ンに渡した(その体から出した)

「持っていけ。」

短く言ってそれをフェイトに放った。

「え...あ。」

少しぼんやりしていた様だったが、それでもしっかりとそれを掴んだ。

「バルディッシュ...。」

「了解です、サー。」

既に用も無くなった其処から去ろうとした、その後姿に

「待って!」

まださっきの恐怖が残っていて足は震えている様だったがレイジングハートを文字通り杖にして立っていた。

「話を聞かせて!」

一瞬だけフェイトが振り返ったが...直ぐに彼女に背を向け去った。

「話を...聞かせて...。」

その声に応じるものは既に其処には誰もいなかった。
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