暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos41義のマテリアルF/炎壊の報復者〜Flamme The Revenger〜
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けど、あたしはアンタを倒すわ。

「ガラティーン・・・」

黙示録の(ドラッヘン)・・・!」

“フレイムアイズ”を脇に抱えるあたしと、突き刺さったままの“タラスクス”を背負うような体勢を取ったフラムの視線がぶつかる。

「ブレイカァァァァァーーーーーーーーッッ!!!!」

赤き竜の伝説(アポカリプス)ッッ!!!!」

薙ぎ払いで発動した砲撃ガラティーンブレイカーと、振り下ろしで発動した7つの頭を持った竜の形をした砲撃ドラッヘン・アポカリプスが、あたし達の間で衝突。直後、全ての感覚をあたしから奪い去った。








≪・・・サ・・・リ・・・アリ・・・サ・・・アリサ・・・アリサ!≫

「ん?・・ん・・う・・・んぅ・・・フレイ・・ム・・アイズ・・・?」

耳に届く、あたしの名前を必死に呼んでる“フレイムアイズ”の声。

≪さっきフェイト嬢ちゃん達を呼んだからもう大丈夫だぜ!≫

揺らぐ視界から生まれる不快感に耐えながら、力の入らない体を起こそうとするけど、やっぱ無理。頭がちょっと上がっただけですぐにガンっと降ろす。ていうか、今の痛いわぁ・・・。

≪よせ。あんな大火力砲撃の余波をまともに受けたんだ。もうちょっと休んでろ≫

「・・・・アイツは、フラムはどうしたの・・・?」

≪逃げたよ。自分の砲撃が押され始めた時にアイツ、絶対に逃げないであります、とか叫んでたが何か心変わりしたのか、陛下、いま戻るであります、とか言ってな≫

仕える王であるディアーチェに念話で呼び戻されでもしたのかしらね。まぁいいわ。深呼吸は数回した後、「フレイムアイズ。あたし、勝った?」と訊く。

≪当たり前だろ。お前の勝ちだよ、アリサ。だから今は休め。休んだ後、また仕事だぜ≫

「・・・ん、了解。そんじゃ、ちょっとの間だけ、おやすみ・・・」

こうしてあたしはさっきから誘われっぱなしだった眠気の中に意識を預けることにした。


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