暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos41義のマテリアルF/炎壊の報復者〜Flamme The Revenger〜
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世界での時刻が午前9時になったぜっ!≫

日本は海鳴市の時間は午後9時半くらいかしら。もし戦いの場が海鳴市だったらあたし、フラムに負けてたかも。ここで接敵することが出来たのは本当にラッキーね。

「スリーズ・サンズレガリア、起動!」

≪起動するぜ!≫

午前9時から正午までの3時間、午後3時から午後6時までの3時間、計6時間の間だけ、あたしの魔力量や身体能力、さらに“フレイムアイズ”の性能の限界値を大幅に底上げすることが出来る、スリーズ・サンズレガリアを起動。起動中のあたしに名前を付けるとしたら、太陽の騎士モード、と言ったところかしら。
ザッと地面に降り立って、真っ向からフラムを見据えると「っ!!??」あたしに怯えるかのようにジリジリと後退を始めた。あたしは演技だろうと考えて「アンタも使えるんじゃないの? レガリア」と声を掛けてみる。するとフラムは「残念ながら持ち合わせていないのであります」と首を横に振った。

「いくらコピーでも、進化したと言っても、オリジナルの全てを手に入れるのは不可能でありますよ」

そう力なく笑った。ここだ、今しかない。そう思ったあたしは「投降して、フラム」あの子に手を差し伸べた。この戦況、もうフラムでも覆る事はないって思ったから。いくら目的のためとは言え、ここで死を選ぶような子じゃないはず。そう思ったのに・・・

「私は義のマテリアル、炎壊の報復者フラム・ザ・リヴェンジャー! マテリアルの先駆ける騎士として、自らの意思で、敵を前に後退するわけにはいかないであります!!」

――スクリピチョアーサ――

“タラスクス”を地面に展開した魔法陣に突き刺したことでまた、炎の竜巻が八方に出現。フラムはカートリッジをロードした後にマガジンを交換、さらにカートリッジを何発もロード。また交換してロードを繰り返した。そんなあの子に「やめなさい! ロードのし過ぎよ!!」止めるように叫ぶ。何事にも限度ってものがある。それを超えて待つのは、破滅だけだわ。

「今のあなたの魔力に追いつくにはこれしか術が無いであります!・・・・我が一撃、受けて見るがいいであります、アリサ・バニングスッ!!」

「っ!・・・この・・・大馬鹿ぁぁぁぁぁーーーーッ!!」

≪不浄の闇を断ち払うのは太陽の現身。輝ける炎の聖剣ッ!!≫

足元に展開した魔法陣から噴き上がる炎を刀身に吸収させ、元から噴き上がってた炎の火力がさらに増していく。フラムは八方に巻き起こってる炎の竜巻を地面に突き刺したままの“タラスクス”の刀身に吸収させていく。あたしとフラム、似たような魔法なのね。

「やめるなら今よ、フラム!」

「その台詞、そっくりそのまま返すでありますよ、アリサ!」

もう止まらない。なら本当にしょうがないけど、本当は嫌だ
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