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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos41義のマテリアルF/炎壊の報復者〜Flamme The Revenger〜
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ものを抱いたけど、それでもアイツは敵なのよね。いよいよ以って自分と同じ顔と体を持ったフラムを撃破しようと揺らぐ意思を、何とか立て直して固めた。その時、フラムが沈んだところの川水が大飛沫を派手にあげた。
「今度は何!?」
≪上だ、アリサ!≫
“フレイムアイズ”に言われるままに視線を空へと上げていくと、「フラム・・・!」あたしは見た。なんだっけ、アレ、そう、フェニックスのような鳥の形をしてる炎を全身に纏ったフラムが空に浮いてるのを。そんなフラムがあたしに向かって急速降下して来た。炎の砲弾・・・ううん、そんな生易しい物じゃないわね。アレは正しく・・・隕石。
「エレンスゲッ!!」
「ヴォルカニック・・・スカッシャァァァーーーーッッ!」
真っ向から迎撃するために炎を噴き上がらせた斬撃を振り下ろす。ズドンッと重い衝撃が柄から両手、胴体と頭、両足へと奔り過ぎてく。受けに回ったのはミスだったわ、ってすぐに思い知る。隕石と化したフラムの突進攻撃にあたしは踏ん張りきれずに、「きゃああああああっ!!」大きく吹き飛ばされた。フラムが中州に墜落。馬鹿みたいな大爆発を起こした。
「っく、うぁ、いっつ・・・わぁぁぁぁ!!」
体勢を立て直して着地してすぐにまた、衝撃波と爆風でさらに吹っ飛ばされて、「あぐっ・・・!?」背中から別の中洲へ墜落。一瞬息が止まって、そこから激しく咽続ける。涙が止まらない、だらしなく涎が垂れる。それほどまでの衝撃だった。なんとか呼吸を整えて、“フレイムアイズ”を支えに立ち上る。
「直撃でなくとも戦闘不能に出来ると踏んでいたでありますが、良く堪えたでありますな、アリサ」
「っ!・・・今度はクレイモアフォームのタラスクスなのね・・・!」
「タラスクス・ツヴァイヘンダーフォームであります。切り札は紅の鉄騎に取って置くつもりでありましたが、そのような甘いことを言っていられる戦況でもない故に発動したであります」
フラムの両手に握られてる“タラスクス”は正しく、クレイモア――ツヴァイヘンダーフォームだった。まさかそこまで真似て来るなんて、覚悟・・ううん、予想はしてたけどさ。
「アリサ。私とあなたとの決闘も幕でありますよ」
「そう、ね。これ以上、アンタと付き合ってたらキリエさん捜索に支障が出るわ・・・!」
お互いにカートリッジをロード。“フレイムアイズ”と“タラスクス”の刀身から強大な炎が噴き上がる。
「タイラントフレアッ!」
「アラムッ!」
同じ魔法を発動したあたしとフラムは同時に一足飛びで最接近して、お互いの相棒を振り下ろす。炎の斬撃が衝突する。視界が白や赤に染まった。あたし達の炎が反応を起こしてとんでもない爆発を引き起こしたのね。視界の暗転、体を襲う浮遊感。まるで夢心
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