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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos41義のマテリアルF/炎壊の報復者〜Flamme The Revenger〜
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「話すことも聴くことも必要ない、と言ったでありますよ!」

「話してくれなきゃどうやっても、こうして力尽くになっちゃうでしょうが!」

「私はそれで構わないのであります! 我らマテリアルの悲願を邪魔する者は、容赦なく切り払うまで、であります!」

フラムが鍔迫り合いをやめて一足飛びで後退。すぐに銃口を向けてきて「ウィル・オ・ウィスプ!」火炎弾を10数発と連射して来た。あたしは平行に走って避けながら「内容によっちゃ手伝えるかも、って言ってんのよ、馬鹿!」フレイムバレットを連射。

――ラウンドシールド――

――スケイル・オブ・ルナナ――

「助けなど不要であります! 強引な押し付けは偽善でありますよ!」

あたしは普通のシールドで避けきれない火炎弾を防御。フラムは炎版ホイールプロテクションで防御した。そして互いに爆発に呑まれる。視界を遮る黒煙からすぐさま脱出。と同時に「そこでありますな!」フラムのそんな声と一緒に炎のランスのようなモノが足元に着弾した。

――アウラール――

――ファイアプロテクション――

カッと視界が明るくなる。直感的にまずいと思ったあたしは、対シグナム用に修得した対炎熱魔法バリアを展開してランスの爆発を防いだ。なるほど。やっぱりフラムも進化してんのね。ディアーチェが言ってたし。新たな“力”云々って。

「でもね、ちょっと進化したくらいであたしを倒そうなんざ10年早いのよ! フレイムアイズ!」

≪カートリッジロード! フルドライブ、クレイモアフォーム!≫

バヨネットフォームから大剣形態のクレイモアフォームへと変形させて、マガジンを新しい物へ交換。前進することで黒煙を突っ切った。そしてフラムと再エンカウント。アイツは「アウラール!」銃口の前に展開されてる魔法陣から、さっきの炎のランスを3本と発射して来た。

「とぉぉぉりゃぁぁぁぁーーーーッ!」

それを半実体化した炎の大剣で薙ぎ払って粉砕しつつ、驚愕に目を見開くフラムへとさらに駆け寄る。フラムは「ウィル・オ・ウィスプ! アゲマント!」火炎弾や火炎砲撃を交互に撃って弾幕を張ったけど、「このクレイモアに、そんなちゃちなモノは通用しないわよ!」燃える大火力斬撃ヴォルカニックスカッシャーで薙ぎ払う。

「ぅく・・・!」

伸縮自在の刀身でそのままフラムに薙ぎ払い攻撃を仕掛ける。アイツは“タラスクス”であたしの一撃を受け止め・・・「ひゃああああ!?」切れずに吹っ飛んで川へと派手に落っこちて、沈んだ。

「うわっ、やり過ぎたわよね今の!?」

≪それでいいんだろ? アイツは敵で、打破するべき相手。やり過ぎってことはないだろ≫

“フレイムアイズ”が冷静にそう返してきた。そう、よね。僅かながらに親近感のような
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