暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos41義のマテリアルF/炎壊の報復者〜Flamme The Revenger〜
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フラムは「っく・・・!」大きく反り返り――ブリッジすることで躱して、地面を蹴ってそのままバック転を繰り返してあたしから距離を取った。

「けほっ、けほっ。紅の鉄騎も徒手空拳の技を持っておりましたが、アリサもでありましたか・・・!」

――ガルビーラ――

燃える“タラスクス”を横に払って、はやてのバルムンクみたく扇状に魔力剣(こっちは燃えてる剣だけど)を6本と放ってきたフラム。あたしは剣と剣の間に突っ込んで回避して、「そっち方面に詳しい友達が居てね。ルシルっていうんだけど・・・!」すぐさまフレイムウィップで反撃。

「ルシル・・・、ああ、かつての闇の書の主であった魔神オーディンと瓜二つのあの少年でありますね」

「知ってるのね、ルシルにもオーディンにも会ったことないはずなのに・・・!」

「その時代ではすでに我らマテリアルは存在していたでありますし、ルシリオンについても闇の書の中から見ていたでありますからな!」

鞭を深くしゃがみ込んで避けたフラムがそう言いつつ、全身に炎を纏った。あたしのブレイズロード全身版で、魔法の名前は確か、フェルニゲシュっていう。そのフェルニゲシュを発動したフラムが突進して来た。

≪カートリッジロード。バヨネットフォーム!≫

“フレイムアイズ”を銃剣形態のバヨネットフォームへと変形させ、炎の砲撃イジェクティブ・ファイアを突っ込んでくるフラムに向かってぶっ放す。フラムは勢いに乗り過ぎていたみたいで避けることも出来ずに直撃を受けて、大爆発に呑まれた。

「ま、まぁ、ブレイズロードは直線限定の高速移動魔法だしね・・・」

≪気を抜くなよ、アリサ。まだ終わっちゃいない。魔力反応が途切れてないからな≫

「判って――っ!?」

――アゲマント――

悪寒に襲われて、直感的にその場から横っ飛びして離れた。その直後、火炎砲撃が黒煙を突き破って放たれてきた。穿たれた黒煙の穴から見えたフラムの姿。手にしているのは、「バヨネットフォームのタラスクス・・・!?」だった。また黒煙が戻ってフラムの姿を隠す。

――ウィル・オ・ウィスプ――

次に放たれてきたのは炎の弾丸、フレイムバレットだった。あたしも同じ魔法で全弾迎撃したら、「タラスクス・スナイピングフォーム、参るであります!」フラムが火炎弾を連射しながら突進して来た。上等じゃない。あたしも火炎弾で迎撃しながら突っ込む。徐々に縮まる距離。その間で衝突して爆散していく火炎弾。その中を突っ切って・・・

「フレアブレードッ!」「サラマンデルッ!」

銃身下に付いてる片刃剣に超高熱を付加しての振り下ろしの一撃を同時に繰り出す。そして衝突。さっき以上の火花があたし達の間で咲き乱れる。

「さっきの、ねえ、の続き! あんた達の目的は何っ!
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