暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
外界へ
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
閃輝は、朝早く家を出て、空を飛び妖怪の山に向かっていた。本日は、外界に出掛けるのでその前に会いたい者がいるのだ。
閃輝は妖怪の山に、到達し天狗に見つからないように歩いていく。
別に見つかったとしても閃輝は問題はないのだが会うと時間が無くなるからだ閃輝が山に入り少し歩くと森の中に
ある大きめの切り株に座っている女性が見えてきた。森の木々のような緑色の艶やかな髪にフリルの多くゴスロリ風のドレスを着ている。

「あら。今日も来てくれたのね、閃輝」
「はい、おはよう御座います雛さん」

閃輝は礼儀正しくお辞儀を返す。閃輝が挨拶したのは厄神様の鍵山 雛である。
彼女は、厄払いで払われた厄を自分の周りに集め、人間に戻らないようにしているが周りに厄を集めているだけなので雛自身は
不幸にはならないが、近くに居ると人間でも妖怪でも関係なく不幸な目に遭ってしまうが、閃輝はもう一つの能力
『不幸を幸せに変える程度の能力』を有している為、雛の近くの居ても不幸な目には合わない。閃輝は雛の隣に座った

「実は今日、外界に行く事になって」
「そうなの?じゃあ此所に良いの?」

雛は膝の上に、手を置きながら閃輝の話を聞く

「ええ。行くのはもうちょい後なんで」
「そう言えば、確か閃輝は外来人だったわね」
「まあ・・・でも良い世界じゃありませんよ」
「あらなんで?」

雛は閃輝の言葉に疑問に思う
外界は河童までとはいかないが、結構な技術力を持っていてかなり平和だと聞いたからだ

「外界は女尊男卑って言って、女だけが優遇されて男を良い様に使う女ばっかりなんですよ
俺は、もう幻想郷の方よっぽど良い良い世界だと思いますよ」
「そうなの・・・悪い事聞いちゃったわね」

雛は少し悪い事をしたようにしゅんとするが、閃輝はにこやかに笑った。

「いいですって。もう外界の事なんて気にしてませんし」

その言葉に救われたのか、雛は少し笑顔になって話を続ける。閃輝も笑顔で受け答えていく
二人が出会ったのは閃輝が幻想郷に着てから間もない頃、漸く空を飛べるようになり訓練を含めて飛行している途中で
霊力が尽きてしまい川に落下。それを偶々通りかかった雛が、見つけて川から引き上げて手当てをしたのだ
閃輝は雛に、恩を感じそれから良く雛に会いに行ったのだが、その度に不幸な事に苛まれるが
能力に覚醒してからは雛も自分が不幸を与えてしまうという事を気にしていない

「あっもうすぐ時間だ」

閃輝は、雛と楽しく会話している途中で随分と時間が、流れて太陽がだいぶ登っている事に気づいた

「じゃあ雛さん、お土産買ってきますね」
「別に良いわよ?気を遣わなくて。じゃあまた」

閃輝は、雛と別れを告げて能力を使ってスピードを上げて家に戻った。家の
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ