だから?それが、何?
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!!君怪我してるよ!絆創膏はらないと!!」
「いらねーよ。」
「だめだ!」
はぁ・・・・こいつどこまで馬鹿なんだ?いっそ本当のことをズバッと言ってやった方がいいんじゃねぇの?
「お人よしすぎる。お前まじ変わってる。おかしい。お前の脳は、異常だ。」
顔をしかめながら言うとパーカーは、「ははは」と笑ってごまかした。本当にいかれてる。
・・・
「テメェー(俺)の心配より自分の心配しろよ。」
「僕は、後ででも出来るし。」
「お前脳ねぇの?どうみてもお前の方が重傷だろ。」
「よく言われる。あっ動かないで。」
いらないおせっかい(絆創膏)をされた後俺は、二度と関わってほしくないから絶対に嫌われるであろう言葉を沢山言った気がする。それでもパーカーは、にこにこと本当なのかわからない笑顔で喋り続ける。うるさいから黙ってほしい。そして俺の前から消えてほしい。
「歩ける?」
「見ればわかるだろ。」
一体何処までこいつと歩かないといけねぇんだよ?早く帰りたい。こいつと離れたい。とはいえ見るからに離れる様子がない。家近くないといいけど。
「お前・・・・まだ道こっちなのか?」
「そうだよ。」
まじか。あーもういい!!遠回りになるがこいつと離れたいからもう曲がろう・・・・。
「曲がるのかい?」
「そうだよ。じゃあな。」
「そっか。バイバイ。」
今の会話で最後。やっと一人になれる。そしてこいつとももうおさらばだ。もう俺の前に居ることも無いだろうし記憶にすら居なくなるだろう。お前と会ったことはもうなかったことになる。
・・・・はずだ。いやなる。絶対に。なってもらわないと俺が困る。
・・・
暑い夏がやってきた。今は、ちょうど夏休み。家でゆっくりするつもりが一番目の兄貴に買い物を頼まれた。この蒸し暑い中。殺す気かよ?!
店は、少し遠く歩きだと往復約30分は、かかる。
チャリもねぇのに酷い話だ。やっと店について頼まれた商品が入っている重い荷物を持ちノロノロと帰る。5人分(5兄弟分)の食料と飲み物を1人で運ばせる皆も皆だ。いくら俺だけ宿題が終わっているからって。・・・・なんで早く宿題終わっちまったんだろう。
近道しよう。そう思って公園の前を歩いた。・・・・それが間違いだった。聞き覚えのある声がしたからだ。あの低くて少し変な喋り方をしたあの声が。
「おーい!!待って〜!」
声のしたほうを見ると紺色の繋ぎのパーカーみたいなの
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