第十一話【プレゼントするべ】
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「それが。昨日の着替えがどうも一日分じゃなかったみたで、理由をお母さんに聞いたら当分帰ってくるな。って、言われた……」
「帰ってくるなって、じゃどうするんだよ?」
つまりどういうことだ? 帰るなって、そしたら凛は何処で寝泊まりすることになるんだ?
「って! まさか! この家に住むのか?」
凛は無言で頷く。
「私だって反対したけど、親が勝手に……。家の鍵閉めたからって」
「なんで、凛だって家の鍵持っているだろ?」
「私はいつも家には誰か居るから持ってないの!」
「なんで持ってないんだよ! 普通は持ってるだろ?」
凛と同居みたいなのができるのは嬉しいけど、男と女が一つ屋根の下って言うのは不味い。確かに部屋は余っているけど。
「うっさい! こうなるなんて、想像してなかったのよ! バカーァッ!」
完全に凛の機嫌を損ねてしまった。
「私、先にお風呂はいるから!」
お風呂? まあ、沸いていると思うけど。
「下着どうするんだよ?」
「さっき、一日分じゃないって言ったでしょ!」
痛い、またぶたれたよ。どうなるの、お爺さん! 教えてくれ!
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