第十話 エックスSIDE5
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戦いを終えたエックスは直ぐさま司令部に戻った。
デボニオンから採取したDNAデータを渡す。
エイリアとアイリスは持ち前の情報処理能力であっという間にデータを解析していく。
エイリア「思った通りだわ…」
エイリアとアイリスがモニターを睨みながら呟いた。
アイリス「DNAデータを使って、レプリロイドの能力を強化していたようね。知っての通り、DNAデータはレプリロイドの精製情報が記録されているコアのこと、このコアからレプリロイドの技を習得するの。エックスならウェポンチェンジシステムで特殊武器、ゼロならラーニングシステムで必殺技、ルインならキャプチャリングシステムで武器に対応した武器と技を入手出来る。」
エイリア「けどそれは危険な技術だわ。DNAデータにはレプリロイドの人格プログラムもインプットされているの。武器取得くらいなら大丈夫だけど、DNAデータをパワーアップに使用するとなるとかなりの量が必要になる。過度に行うと下手をすれば人格が崩壊してしまい、廃人同然の状態になってしまうわ」
エックス「そんな…」
それを聞いたエックスが愕然となる。
DNAデータを用いてレプリロイドをパワーアップさせる禁断の方法。
DNAデータにそのようなことがあるのを知ったエックスは思わず顔を顰めた。
エイリア「でもおかしいわ。DNAデータを使ってパワーアップする方法を知っているのはゲイトのような極一部のレプリロイド工学員のはずなのに…」
エックス「どういうことなんだ…まさか…シグマか…!!?」
エックスはいよいよ、事件の裏に暗躍する邪悪なる者の存在を確信した。
かつてのナイトメアウィルス事件での最終決戦。
シグマ『ぐはっ…今度もまた…お前達に敗れたが…私は死なん…何度でも蘇る』
死に際にシグマが発した言葉が脳裏を過ぎる。
エックスは疑念を確信に高めつつ、再びレスキュー部隊として活動を開始した。
突然、通信が入る。
エックス「…?」
何かあったのだろうかと、すぐに回線を開く。
エックス「こちらエックス」
シグナスかエイリアかアイリスだろうと繋いだ相手は、余りにも意外過ぎる人物だった。
レッド『本当に繋がりやがった。流石だなじいさんは』
一度しか聞いたことのない、けれど印象が強く、覚えていた声。
信じられない心境で、その名を口にする。
エックス「レッド!!?」
レッド『ほう、俺のことを覚え
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