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凡人? 天才? それとも……。
第七話【懐かしきあの頃】
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れに今日、先輩は休みですよね」
 先輩? と言うことは年上か、様子から察するに告白か? でも、ちょっと雰囲気が違うような。
『休みを削ってまで来たのにそれは酷いよ』
「すみません。でも、あなたとは付き合えません」
 やっぱり、告白か? でも、なんにせよ。凛が付き合わない。っぽい、ならばそれで良し。って、なに勝手なこと言っているんだ、俺は。凛が付き合おうが付き合わないだろうと凛の勝手だし、もう昔に凛のことは諦めたはずなのに……。
「もういいですか? クラスに戻らないといけないので」
 会釈をして立ち去ろうとする。凛の細腕を先輩らしきものが掴む。
 あいつ、気安く凛に触れるんじゃねぇ! 
 付き合ってもいないのに嫉妬のせいからか怒りが込み上げてくる。
『もうちょっと。居てくれてもいいじゃないか?』
 凛は強引に先輩の腕を引き払い、睨み付ける。
『そんな、怖い顔をしないで。ほら、にっこり。君には笑顔が似合っているんだから。それに、僕の何処が嫌いなの?』
「嫌いというか、それ以前に。私、先輩以外の他に好きな人がいるんです。だから先輩とは付き合いません、絶対に」
 凛はそう言うと階段を登り出す。先輩の方はさっきまでの強気が嘘のように呆然と立ちつくしている。
 無様。って、人の不幸を喜んでいる場合じゃない。やばい! 上がってきた。どうしよ、どうしよう。そうだ!
「あれ、大地。なにしているの?」
「見りゃ、分かるだろ。トイレから出てきて手を洗っているんだよ」
 俺が考えた方法はトイレから出てきて偶々出会ったことにする事だった。
「ふーん、そっか」
 凛は差して興味なさそうに言うと、教室帰るわよ。と言って前を歩く。
「凛はなにをしていたんだよ」
 いや、めちゃくちゃ知っていますけど。
「別にジュース買いに行っていただけよ」
 凛は、誰かに聞いくことを予想していた様にポッケトから缶のレモンティーを出す。
 おい、準備周到過ぎるだろ。
「アンタって、向こうの学校で付き合っていたりした?」
 えっ、ちょっ、それを今聞く? うーん。事実を言えば付き合ったことはないけど、それをすんなり言うのはちょっとプライドが……。って、顔近い! 
「り、凛。急にどうしたんだよ。そんなことき、聞いて第一……」
 俺が向こうの学校行っている間に付き合ってなかったのかよ。とは怖くて聞けなかった。
「別に。どうせモテなかったんでしょ?」
 凛は少しばかり嬉しそうに言って顔を離す。
「はいはい、そういうことにしときますよ」
 投げやりな態度で言う。
「そう言うことってどど、どういうことよ。い、いたの? いなかったの?」
 教えるかよ。と言って凛を抜かす。ねぇ、いるの? いないの? どっちなのよ。と言って凛が追いかけてくる。
「ご想像にお任
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