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魔法使いと優しい少女
第7話 夏休み前
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-狼牙-


俺は学校の屋上で昼寝をしていた。

夏になると風は心地良い。


〜夢の中〜


?「目ざめて…。」

そう言ったのは小さな女の子の声だった。

狼牙「君は誰だ?」
俺は目を閉じたまま聞いた。

?「私は、貴方の倉の中に眠る物です。」

そう女の子は言って消えた。



〜現実〜


俺は目を開けると近くに能美が座っていた。
ゆたか「目が覚めた?」
そう能美は言った。
狼牙「ああ。俺何時間ぐらい寝てたんだ?」

俺はそう能美に聞いた。
ゆたか「う〜ん。10分ぐらいかな。」

そう能美は言った。
狼牙「そうか、うし!そろそろ教室に行くか。」
俺はそう言って能美と一緒に教室に向かった。
ゆたか「うん。」
能美はそう頷いた。


〜2年A組〜


俺は自分の席で空を眺めていた。

鉄粋「よう。狼牙!」
前の席から鉄粋が話し掛けて来た。

狼牙「よう。どうした?」

俺はそう鉄粋に聞いた。
鉄粋「ああ。明日には夏休みだが知り合いのおばちゃんからプールの招待券を五枚貰った。だから能美とお前と俺とエヴィと六月を誘って行かないか?」

そう鉄粋は言った。
狼牙「そうだな。明日の昼にでも集合しようぜ。」
そう俺は言った。
ゆたか「なんの話?」
そう能美は俺達に聞いてきた。

狼牙「ああ。明日にプールに行こうと思うんだが行かないか?」

そう俺は能美に聞いた。
ゆたか「いいね。明日なら私も行けるよ。」

そう能美は言った。
エヴィ「ほ〜。プールか。」
そうエヴィは言った。
狼牙「ああ。お前も行くだろ?」

そう俺はエヴィに聞いた。
エヴィ「ふむ。明日は暇だったしな。いいだろ。」
そうエヴィは言った。
六月「マスターが行くのでしたら私も…。」
そう六月は言った。

狼牙「なら、明日の昼にレジャープールに集合な。」
そう俺は4人に言った。
鉄粋「ああ。」
鉄粋は頷いた。

ゆたか「うん。」
能美は笑顔で頷いた。
エヴィ「いいだろ。」
エヴィは腕を組みながらそう言った。

六月「了解です。」
そう六月も言った。

俺達は明日の夏休みに皆でプールに行くのを考えていた。


〜四時間目〜


俺は空を見ながら考え事をしていた。


狼牙「あの夢は何だったんだろう?」

俺はそう言った。
ゆたか「ねぇ、狼牙君。」
能美が俺に話し掛けて来た。

狼牙「ん?何だ?」
俺は能美の方を向いた。ゆたか「今日宮沢くんちに行ってもいい?」

そう能美は言った。

狼牙「ああ。別に構わないぜ。今日は昼までだし。」
俺はそう言った。
ゆたか「よかった。」
そう能美は言っ
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