暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
48 修行〜When others don't see her , that's the girl for you.
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「全部読んだか…だったら魔力を制御する練習だね」
「え?でも私は魔法なんて…」
「何言ってんだ?膨大な潜在魔力があるのに」
「ええ!?私魔力があるの!?」

何を驚いているか不思議に思うかも知れないけど、普通の人間には魔力は無いんだって。もし、普通の人間が魔法を使いたいなら、道具を使って魔法を『起こす』しかない。例えば火を考えると分かりやすいよ。火は普通道具なしで起こせないでしょ?
だから私は薬を調合して魔法を作っていたんだけど…。

「あ、そっか。ええっと。魔理沙って両親の髪の毛の色は?」
「ふぇ…?黒だけど…?」
「でも魔理沙は綺麗な金色でしょ?」

キ、キ、キレイ!?私の髪が綺麗!?癖っ毛で今まで褒められたことないのに…!キレイキレイキレイキレイ私がキレイキレイキレイ…うへへ…。

「多分、魔理沙の家系に誰かいたんだよ、魔法使いが。その人から受け継いだ遺伝子がいきなり隔世遺伝として現れたんだと思う」
「えへへ…」
「魔理沙聞いてる?」
「うへ?」
「聞いてなかったな。ちょっと難しかったか。要は遠い先祖に魔法使いがいたから魔理沙は魔力をもってるってこと」

そーなのかー。ご先祖様に魔法使いがいたのかー。嬉しい話だなぁ。今まで大人(師匠は別。そもそも人じゃないし)に感謝したことなかったけど初めて感謝したくなった。

そうじゃなかったら師匠に出会えていなかったかもしれないから。













さて、漸くエイジャ…じゃなかった。賢者の石が出来た。
完成した時は明希が頭を撫でてくれながらキスをしてくれて凄く嬉しかった。きっと私の顔は蕩けきっていたに違いない。

賢者の石と一口に言っても沢山の種類がある。
何億ものホ〇ミスライムを閉じ込めた宇宙空間を圧縮して石状にした物や、金塊、オリハルコン、せかいじゅのしずくか、オリハルコン、さえずりのみつ、シルバーオーブを錬金釜に放り込んだり、人間を材料にしていたりする。私のレシピは秘密だけどね。

効果も様々でホムンクルスは勿論のこと、不老不死の命の水を作れたり、高速回復、どんな金属も黄金に変えたり出来る。
これを使って一先ず命の水を作り不老不死になって、レミィにこれからフランの狂気を取り除きにいくと言う伝言を小悪魔にさせてから図書館から直接、フランのいる地下室へ向かった。


薄暗い地下の廊下を魔法の明かりを頼りに一人で進んで、フランの部屋の前までくる。
コンコンとドアをノックした。

『誰?美鈴?』
「いえ、パチュリーよ」

ガチャとドアが開いて、中からひょっこりとフランが現れた。

「どうしたの?パチュリー」
「ちょっといいかしら?話があるの」
「いいよ。入って」

私はフランの部屋に
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