安らぎの詩
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いつか、柔らかいあなたに抱かれて息をして
遠い遠い血の匂いと、私を巡り満たす音
目も耳も鼻も潰れて
感じるのは安らぎの詩
いつか真っ赤に凍りついた両手を包んでくれ
熱い、命のざらつきを伝えてくれ
腕も脚も脳も答えない
感じるのは安らぎの詩
真っ白な時間を漂っていたかったのに
いつまでも
出来るならもう一度だけ
あの狭い宇宙の中で
バラバラにされた黄色い光が流れ込み
微笑みながら生きていた
あなたに抱かれていたかったのに
今はもう天使だけが歌う安らぎの詩
あなたに抱かれていたかったのに
今はもう天使だけが歌う安らぎの詩
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