第六章 正義の在り処編
第百八十一話 『謝罪と新たな情報』
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帝だけあって鋭い洞察力を発揮する。
これでしっかりと民の想いを理解していればどうなっていたか………、いや、ネロの過去に対して変なことを考えてはいけない。
サーヴァント全体に共通することだけど、下手したらその英霊の過去の生き方を侮辱、もしくは否定することにまで発展してしまいかねない。
だから過去については掘り下げてはいけないのだ。
マスターとしても、一人の人間としてもそこだけは触れてはならないなにかがあるのだからね。
それに、私も突っ込めるところではないし……。
私がそんな事を考えているとはつゆ知らずネロは私に擦り寄ってくる。
そんなネロの頭を優しく撫でながらも私達はブリーフィングルームまで向かうのであった。
◆◇―――――――――◇◆
そしてブリーフィングルーム前まで到着して中に入るためのボタンを押す。
扉はすぐに開いて部屋の中へと入るとまずはやてとリインの姿があった。
あちらもすぐに私とネロの入室に気付いたのだろう、
「シホさんにネロさん、お帰りなさいです」
「あ、シホちゃんにネロさん。早かったね。はやく席についてな」
「ええ、わかったわ」
はやての言葉に従い、私は空いている席を探す。
見れば他のメンツはまずなのは、オリヴィエ陛下、ヴィータのスターズの隊長、副隊長。
ライトニングのフェイトにシグナム、ランサーの隊長、副隊長。
フィアにアルトリアのセイバーズ。
………フィアに関しては妊婦さんということもあり参加はしなくてもよいのではないか?と私は思って、
「ねぇ、フィア。会議とはいえあなたは参加はしなくても……。もしお腹の子になにかあったら」
「お姉様、ご心配ありがとうございます。でもこれは私が希望したからです。戦闘には参加はできませんが、情報だけでも目に通しておけば心配の種は減りますから!」
「そう?……なら、いいけど」
そう言って私はフィアの隣が空いていたのでそこに着席する。ネロも私の隣の席に着席する。
それともう一つ、気になっていたことがある。
それは、
「ねぇ、はやて」
「なんや?」
はやては私の言葉に少し思案の表情になるが、すぐに私の言いたい事が分かったのかすぐに手をポンッ!と叩く。
ここはさすが部隊長なところはあるわね。私の言いたいことを察したのだろう。
「シホちゃんの言いたいことはなんとなくだけど分かったわ。それになのはちゃんやフェイトちゃんにも聞かれたしなー」
やっぱり……。
私が疑問に思ったのだから2人も反応するのは当然と言うべきか。
「うん。私とフェイトちゃんもはやてちゃんに聞いてみたんだよ」
「私は事情は理解していたけど、やっぱりちょっと、ね……」
なのはは当然問いただしたらしい。
フェイトに関しては事
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