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Angel Beats! the after story
それぞれのクリスマス日向×ユイの場合
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く抱きしめ合う。
「たまにはこんなクリスマスも悪くないですよね?」
「だな。こうしてユイの体温を感じてるのも悪くないな」
数分ぐらいそうしてると急にユイの肩がビクッと動く。えっ?俺、どこもいやらしい所なんて触ってないんだが。
ユイはすぐに立ち上がりカーテンを開けると立ち尽くしていた。気になり俺もユイの隣に立つ。
「雪か」
無数の雪が街灯の光に灯されながら地面に落ちていく。
「ホワイトクリスマスですね。ひなっち先輩」
「珍しいな。でも、綺麗だ」
クリスマスという特別な日にこうしてユイと一緒にいると感傷に浸ってしまう。
最初に会った時は本当に生意気でムカつく後輩だったが、時間が経つにつれてユイの良い所悪い所を見つけ、どんどんユイのことを知りたくなってしまった。今でも変わらないこの気持ち。
「早く結婚したいです」
「大学卒業してちゃんと収入を得るまで我慢だ。仕事はできる限り早く見つけるよ」
雪を見るのにひと段落する。
「あっ、そうだ。ユイ、メリークリスマス」
渡そうと思っていたプレゼントを今思い出し、小さな袋をユイに手渡す。
「ありがとうございます。ひなっち先輩。開けてもいいですか?」
「いいぞ」
ユイは綺麗に梱包を解いていき、プレゼントを見て感嘆の声を漏らす。
「ネックレスを貰うなんて初めてです」
「大人の女性に早くなってほしいからな。まずは形からってな」
ユイ俺に背中を向ける。どうやら着けてくれってことらしく、ネックレスをユイの首に着ける。
「似合いますか?」
もじもじしながら俺の答えを待っている。
そんなん決まってるだろ!
「結婚したいくらい似合ってる」
小さくガッツポーズをしているのは見なかったことにしよう。
「じゃあ私も先輩にプレゼントをあげます」
どんなプレゼントなのか期待しながら、ユイに目を閉じろと指示が出たから目を閉じ、しゃがむ。
唇に突如柔らかい感触が広がる。驚きのあまり目を開けると目の前にユイがいた。
………キスか……。こんな状況でこんなことされたら………。
唇を離され、頬が紅潮しているユイは上目遣いで───
「ひなっち先輩。子供は………2人欲しいです」
その時、俺の何かが崩壊した。
その日は俺とユイの聖夜であり性夜でもあった。
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