第8話 エリオ君が学校に転校してきました!けれどルーちゃんが何だが不機嫌です………
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っちの様子を見ていた。
「ルー助け………」
助けを求めようとしたらそっぽを向かれた。
僕、何かしたっけ…………?
それからずっとルーの機嫌は悪いままだった……………
「はい、それでは帰りの会を終わります。皆さん気を付けて帰ってください」
エリオ君が転校してきて慌ただしかった学校も終わりです。
エリオ君人気は相変わらず高く、未だにエリオ君に声をかけようと廊下に待ち構えてる位です。
「リア充は死ねばいいんだ…………」
「ちょっと、ルーちゃん!?」
ルーちゃんも終始不機嫌でした、まあ八つ当たりは全部エローシュ君だったので、問題無かったのですが…………
「ルーちゃん、今日ちょっとおかしいよ、エリオ君にも冷たいし…………」
「……………そんなことない」
「ルーちゃん…………」
その後もルーちゃんはずっと不機嫌そうでした…………
どうしたらいいのかな………?
「仕方ないな……………」
「エローシュ?」
今日はエリオが転校してくる日。
結構楽しみにしてた…………
夏になって初めて出来たキャロ以外の友達で、初めての男の子の友達。
優しくて気が利くとても良い子だ。
別荘の時もとても楽しかったし、次に会える日もとても楽しみだった。
なのに……………
「ねえ、エリオ君ってどこから引っ越してきたの?」
エリオは終始女の子に声をかけられていた。
それを見て、困ってる様にも見えたけど、満更でもなさそう。
………………女好き。
「ルーちゃん、今日ちょっとおかしいよ、エリオ君にも冷たいし…………」
それは…………
でも……………
「……………………そんなことない」
「ルーちゃん…………」
そんな目で見ないで欲しい。
私だって普通でいたいんだけど……………
何故かエリオを見てるとイライラする。
「ちょっといいか?」
そんな時、アホエローシュが私達に話しかけてきた。
「何?今エローシュの相手をする暇が無………」
そこまで言いかけて、私は黙った。
エローシュが普段見せない真面目な顔だったからだ。
「キャロちゃん、ちょっとルーちゃんを借りるな」
「えっ!?エローシュ君!?」
「悪いけど待ってて」
私はルーにそう言ってエローシュについて行った。
「この辺りで良いか」
エローシュに連れられてきたのは、音楽室などがある校舎の方の階段。
確かにここなら滅多に人が来ない。
「で、話って何?」
「ルーちゃんが何でそんなにエリオを見てイライラするのか教えてあげようか?」
「なっ!?別に
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