『第四十三話』〜次元世界探求記〜
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めている。
【ブフォォォオオオオオ!!!】
オーク達は俺が視界に入った瞬間、棍棒を振り上げながらこちらに突撃をしてきた。
俺は構えていた白夜をゆっくりと横へ薙ぐように振る。
そうしている間にオーク達は俺の目の前にまでいて上に振り上げていた腕を俺を殺すべく振り下ろした。
俺から少し離れた位置に。
【プギ!?】
「どこを見てる、お前等の目は節穴か?」
そう言いながら一番近くのオークの首を白夜で前方へ跳躍しながら切り落とす。
本当はオークが狙いを外したわけではない。
俺がヴォルケンリッター相手に使った幻術魔法『純白万華鏡』を使ったのだ。
ヴォルケンにも説明したが、『純白万華鏡』の効果は相手の視覚の認識をずらす幻術魔法。
これによりオーク達は俺のいる位置を誤認したというわけだ。
――ザクッ
俺はすぐさま切り落としたオークの胴体の切り口に白夜を深々と突き刺し。
「ハァア!!」
それで未だ驚愕で硬直しているオークを三体程薙ぎ飛ばす。
吹き飛ばされたオークは周囲にいたオークに衝突し、ドミノの要領で全てのオークが倒れ込んだ。
「フッ!」
仕上げに一息で倒れているオーク達の間を駆け抜き、そのすれ違いざまに全ての首を跳ね飛ばした。
「一丁上がり」
[仕事が早いな]
「この程度ならな。先を急ぐか」
そう話しながら通路を進んでいく。
途中から絶対に生きて帰さないためか一定距離通路を歩くと通路が閉鎖されていくようになったが、元々奥に用事があるため気にせず進んで行く。
すると終着点なのか、深紅に染まった扉がそこにあった。
「やっと最後まで来たのか?」
[知るか、さっさと開けろ]
「分かったよ」
ソウルに促されるままに俺は扉を開け、深紅の光に包まれた。
プレシアside
「本当にすごいわね……」
私はアースラのデバイスルームでリニス、アリシア、そして管理局デバイスマスター『マリエル・アテンザ』――マリーの四人で拓斗が使えと置いて行ったカートリッジシステムと専用アウトフレームパーツを解析している。
「こんなの初めてみますよ! 基礎こそ通常と酷似したものですが、こんな構造とデータ構成とてもじゃないけど普通じゃ思いつきませんよ!!」
マリーが鼻息を荒くし、興奮した様子で話す。
気持ちは分かるけど、少し落ち着いてもいいんじゃないかしら?
「従来のカートリッジシステムの使用によりかかる負
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