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101番目の舶ィ語
第二話恐怖の転入生
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ると、誰がいいか。
脳内に浮かんだのはアラン、先輩、隣りのクラスの腐れ縁な友達、キリカ。
やっぱりこの中だったら……。
人見知りなタイプには、理子やキリカみたいなタイプの方が心を開きやすいだろう。
と考えていると。



ゾクッ




背中から恐ろしいほどの寒気を感じると共に、胸ポケットとズボンのポケットに入れていたDフォンが、痛いくらいに熱を帯び始めた。

「っ??」

慌てて出そうな声を押えながら、背後から感じる冷たい『視線』に戸惑いと動揺を隠せない。Dフォンが熱くなっている事が、まるで危険を告げているようで怖かった。

Dフォンを取り出して確認しよう!
そう思った俺がポケットに手を入れた正にその時。
俺にだけ聞こえる声で、一之江さんが囁きかけてきた。
それは……俺の魂を鷲掴みするかのような、全身の冷や汗を全て吹き出させるような、恐ろしく冷たさと恐怖の色を含んだ声だった。








彼女はこう言った。








「どうして、電話に出なかったのですか?」って、な……。

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