運命の決着編
第134話 泣きながら進む
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、て」
会えない。紘汰と二度と会えない。この先、紘汰がいない人生を何十年と生きていかねばならない。
ずっと、いつからか分からないくらいずっと前から堪えていたものが、目から溢れて落ちた。
「うっ、ふぇ、えぐ…う、うえええん…! ふええええん…!」
咲は、泣いた。顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにして泣いた。
そんな咲の頭を、戒斗は彼の胸に押しつけさせた。
「それでいい。お前は泣け。泣きながら、進んで行け」
戒斗は咲に胸を貸してくれた。咲が泣き止むまで、ずっと。
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