第二十六話:最強の骸殻能力者
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人君の為に赤き罪の血にこの身を染めよう』
「お主を守るためならあの小僧は――」
『我、最強の骸殻能力者なり!!!』
「本気で世界を壊しかねん」
全身を覆う黒い鎧に入るラインがまるで血のような赤に染まった姿……これがルドガーの骸殻?
「どうなってんだ?あいつの骸殻は四段階まででさっきの戦いで見せた奴が四段階目だったはずだろ?」
「大方、猫又の娘への思いがきっかけとなった新たな進化といったところじゃろう……しかし、実に禍々しい力じゃ……こちらにまで伝わってきよるわい」
「いやー!!!なんかキモイー☆」
「まるで血塗れの鎧だね……名づけて破壊者の血塗れの鎧かな」
『破壊者の血塗れ鎧』……………物騒な名前にゃ………ルドガーが聞いたらショックを受けそうにゃ……
これが終わったら私がうんと癒してあげるにゃ♪
『まだ力を隠していたんですか……』
『なんか……キモイ』
『憐耶!?それを言ってはマズイだろ!!!』
『……………グスッ……』
泣いてるにゃ、絶対、仮面の下で泣いてるにゃ
『いいさ、エルには怪物みたいって言われたし、ミュゼとエリーゼにもキモイって言われたんだ……今更…泣かないし……グスッ』
強がっているルドガーが凄く痛々しいにゃ……というかエルとかミュゼとかエリーゼってどこの女にゃ?後でじっくりお仕置――もとい事情徴収をしないとにゃ
『と、とにかくそこをどいてもらいますよ』
『ああ、行くぞ!!!』
『うん!!!』
『………絶影』
『え?』
『そ、ソーナ・シトリー様の僧侶一名リタイヤ』
うそ、相手を刺した瞬間しか見えなかったにゃ……
「早いな……私でも今のは避けるのは難しいな」
「まあ、避けれなくても受け止めれるだろお前なら」
え?あれを受け止められるの?……やっぱりここにいる奴らはちょっとおかしいにゃ……
『くそ!?憐耶!!!』
『落ち着きなさい巴柄!!まだ―『ジ・エンド!!!』―鏡よ!?』
巨大な衝撃波に慌てて防御する二人だったが騎士の方は耐え切れずにリタイヤしてしまった
『鏡は割れたわよ!!これであなたにカウンターが――え?』
女王が呆然と見つめる先には何事もないように立っているルドガーがいた
『どうして?どうしてダメージを受けてないの!!?』
『同じ手を二度も食らわないさ……さっきの攻撃は力を最小限に抑えてやらせてもらった…倍になっても大した威力じゃない』
『最小限で巴柄を倒したって言うの!!?』
『上手くやれば出来るのさ……結構器用な方なんでね』
そういいながらゆっくりと女王に近づいていくルド
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