第三話
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
く。
そして急な妖怪達の進撃に備え軍隊が最後に乗り込む。
「乗り込むわよ…刹那」
「すまないな…」
「え?」
「俺は行けない…すでに妖怪達は街に向かってきてる…」
その証拠に地面が揺れ始めている。
「いえ…あなたは行くのよ!死んでしまうわよ!」
「それで全員乗った後にロケットに攻撃されて全滅の方が嫌だがらな…それじゃ永琳もお陀仏だ」
「でも!」
「おそらくこの数の兵士を乗せるには時間が必要だ…そして間に合わない」
「死はしないよ…」
「絶対よ…絶対に帰ってきなさい…これは上官命令よ」
「あぁ…初めての命令か…それは聞かなくてはな」
目の前には妖怪の大群…兵士は尻込みしている。
「全員ロケットに乗れ!」
「必ず帰ってきなさいよ」
「わかってる…必ずまた会おう」
そしてロケットに乗り込む永琳の瞳には光でかがやくものが浮かんでいた。
それに気づくことなく大群に向かって走り出す。
「爆蒸札(ばくじょうふ!)!!」
そう叫び鉄針を懐から出し妖怪の大群に複数投擲する。
するとかなりでかい爆発が起きた。
爆蒸札は鉄針に霊力で作った札を貼り付け俺の霊力に反応して爆発する。
「水蛇!八岐大蛇!」
そう叫び俺は全てを操作する程度の能力で水を集め巨大な八岐大蛇を作り上げる。
「てめえらなんぞ…束でかかっても俺に勝てないことを教えてやる…」
そうしてロケットが月に向かって飛び立った。
「牙山隆起!」
牙のような岩山が妖怪の大群を襲い…八岐大蛇が妖怪を潰して行く。
「そろそろか…」
周りは俺を囲むように妖怪の大群…俺は空に浮かぶ小さな光を見た。
「ま、生きて帰れるかしらねぇが…寿命を伸ばしたとて不死身ではないからな…さすがに木っ端微塵は厳しい」
すまねぇな…永琳…まぁ俺もなるべく足掻くが…生きてたら会おう!
「封印結界!五行地天陣!」
そして俺は様々な属性を封印してある札が貼ってある鉄針を丸くなるように地面に突き刺した。
地面には足の踏み場もない札を敷き詰め頭上には縄で繋げた札が円を作る感じで浮いている…
そして妖怪達はまるで神々しい神社を見たような幻影を見る。
直後…
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォンンン!!!!!!!!!!!!!!
丸い太陽がその場を焼き尽くした。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ