第四章 誓約の水精霊
第三話 セーラー服
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ょっ! イタタタ、痛いって、耳を引っ張るな」
尻もちをつきながらも、ロングビルたちを見上げてくる乱れた服装のシエスタを一瞥したロングビルは、一度鼻を鳴らし、引きずり起こした士郎の耳をロングビルが右手で掴むと、そのまま入口に向かって歩き出した。
耳を引きちぎられては堪らないと、ロングビルの後を士郎が慌ててついていく。
物置小屋の出口に向かって消えていく士郎たちの後ろ姿を、ホコリが積もった床に尻もちをついた状態のシエスタが呆然と見つめていた。
「し、士郎さんが……攫われちゃった……あっ! た、助けに行かないとッ!」
慌てて立ち上がったシエスタは、士郎たちを追いかけるため出口に向かって駆け出していった。
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