第2話SAO編 第一層ボス攻略会議開始
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長ったらしいチュートリアルが終わり、俺(神淨 勝《しんじょう まさる》PNはシンだ。)は一息ついていた。え?俺は、何で広場の中央にいる奴らみたいに泣き叫ばないのかって?なぜなら俺は、このゲームの製作者の一人だから。薄々は、俺も感ずいていたけど、まさか本当にやるとは思わなかった。(チュートリアルを聞いたとき、俺は「まじかよ、本当にダリー事やってくれるなーGMさんよー」と、内心毒ずいた)
そんなことは、あとでレストランにでも行くか、と、自分と約束したところでなんか忘れてるような気がして、考えてみた。すると、
「あ」
ついさっき、妹達をレクチャーをすると約束したばかりだった。
「こうしちゃーいられねーよ急がなきゃ!!」
俺は急いで広場に戻り、集合場所にした北側のベンチに向かった。
そして、数週間後・・・
「たしかこの街で攻略会議が開かれるんだよなー」
俺は(きっと連れの誰か(約一名)が答えてくれるだろう)と考え聞いてみた。そして、俺の予想どうり連れの中で一番元気がいい妹のマリ(前話参照)が、
「そーなんじゃねーの?」
と、ドスの利いた乙女らしからぬ乱暴な口調で答えた。すると、
「マリさんも年頃の女の子なんですから汚い言葉使いをしないほうがいいと思いますよ。」
マリの隣から黒いロングストレートの女の子が言った。(彼女は、モミジというらしい。エリ(前話参照)のクラスメイトらしく一日目に妹達を見つけたとき一緒にいたので、ついでにレクチャーしている内に仲良くなった。)
そのお隣からも弱々しい声で
「そ、そうだよお姉ちゃん。」
妹にまで抗議を受けて、ちょっとシュンとなった。が、すぐに元気を取り戻し、
「それよりも、兄貴さ〜時間大丈夫なの?」
と、俺は急に話を振られ一瞬固まってしまった。どうにか意識を取り戻し
「え〜と開始が確か、十一時からだったと思うけど?」
と答えながらメインメニューを開いて見た。すると、時刻をしめす数字は10:58となっていた。それを見た途端、俺は顔を引きつらせ、みんなの方を向いて「やばいよこれ、どうしよう」
俺の顔を見て三人とも察したらしく表情を強張らせた。そして、俺の
「走るぞ!!」
を合図に四人一斉に走り出し、会場に着いた時には11:03で会議の真っ最中だった。会場の皆さんに深〜く頭を下げながら、近くの席に四人並んで座った。
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