第九話 エックスSIDE4
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ドは破壊された。
エックス「(いい剣だ…)」
かなり磨き込んであるのかメカニロイドの装甲すらものともしない凄まじい切れ味だ。
貸してくれたあのハンターには後でボーナスが出るようにしようと心に決めた。
近寄る敵には剣で、距離が離れた敵にはライフルの弾を喰らわせる。
しばらくしてエックスはラジオタワーの頂上に辿り着いた。
そこには玉葱を模した恰幅の良い男である。
エックスが駆け付けた時には彼は雷の渦を纏い、苦しそうに立っていた。
顔面には脂汗が浮かんでいる。
男は侵入者に気づいたのか、エックスを見遣る。
「エックス…ダスな?」
エックス「お前は一体…」
と言いかけて分かった。
レッドアラートの戦士、トルネード・デボニオンだと。
デボニオン「頼みがあるダス。オラ達を…レッドを止めて欲しいダス…」
エックス「!?どういうことだ?」
デボニオン「センセイの…改造を受けて…オラ達は…」
エックス「センセイ…?センセイって何のことだ?」
エックスは状況を把握出来ぬまま、事態は最悪の展開を迎える。
デボニオン「止まれないダス…コントロール出来ないダス…お願いダス。自分でなくなる前に救ってほしいダスー!!」
デボニオンがエックスに襲い掛かる。
エックス「くっ!!」
ライフルを放つエックスだが、雷に阻まれ、攻撃が届かない。
エックス「何!!?」
驚愕すると同時にデボニオンがエックスに迫る。
渦から離れようともがくが、天高く突き上げられ、地面に叩き落とされた。
エックス「ぐっ…」
デボニオンは再びエックスに体当たりを仕掛ける。
バズーカの弾はここまで来るのに全て使ってしまった。
しかしライフルの弾では雷に弾かれるだろう。
しかし牽制のためにライフルの弾を連射する。
動きを止めたところを叩き斬る。
ライフルを撃ちながらエックスは剣を構えた。
その瞬間、皮型のアーマーが武器となり、それをまともに受けたエックスはライフルを手放してしまう。
エックス「しまった…」
これで武器は剣のみ。
ジリジリと迫るデボニオンを見ながらエックスはデボニオンを倒す方法を探す。
エックス「そうだ!!」
剣を構え、デボニオンに突進するエックス。
電撃が放たれる寸前で剣を投擲した。
貸してくれたハンターに心の中で謝罪しながら。
剣に雷が吸収された。
エックスは剣を避雷針にしたのである。
エックス「うおおおお!!」
皮型のアーマーを攻撃に使用したことで剥き出しとなったボディに拳を叩き込んだ。
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