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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
箱庭の都市
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黒ウサギの箱庭説明の後、僕たちは黒ウサギのコミュニティに歓迎の準備をしてあると言われそのコミュニティに向かっていた。
歩いていると

「んじゃあ、ちょっと世界の果てを見てくる」

十六夜に言われた。

僕的にははぐれたりすると面倒だし、黒ウサギに言おうと口を開いた。

「おーい、黒ウs…むぐっ!?」

僕が黒ウサギに許可を取ろうとしたらいきなり後ろから口を覆われた。なんで!? 誰!?
後ろを見てみると飛鳥に塞がれていた。一応黒ウサギに言っといた方がめんどくさくないじゃないか…。

「黒ウサギには黙っていてあげるわ」
「おう、サンキューな」

十六夜くんは、言うが早いかさっさと何処かへ行ってしまった。
僕はなんで口を塞いだのか知りたくて飛鳥さんを見上げる。

「ごめんなさいね。このままだと黒ウサギに知られそうだったから」
「後からより、今言った方がめんどくさくならないとおもうけど…」
「大丈夫よ。十六夜君は殺しても死ななそうだし」
「……そう言う問題かな?」

まあ、もう姿も影も見えないし言ってもしょうがないか…。黒ウサギに謝りましょう…。


◆■◆■◆

「ジン坊っちゃーん! 新しい方を連れて来ましたよー!」

や、やっとついたよ。意外に遠かったよ……。
少し疲労した足を動かしながらようやく街が見えた。
黒ウサギは街の前にいた少年に話しかけたけど、知り合いかな?

「お帰り、黒ウサギ。そちらの女性三人が?」
「はいな、こちらの御四人様がーーーー」

クルリ、と黒ウサギが振り返ると突然カチンと固まった。うん、完全にばれましたね。
………と言うか、また僕は女性に間違われた。そんなに女らしいか…?

「え、あれ? もう一人いませんでしたっけ? ちょっと目つきが悪くて、かなり口が悪くて、全身からW俺、問題児Wってオーラを放っている殿方が」
「ああ、十六夜君のこと? 彼ならWちょっと世界の果てを見てくるぜ!Wと言って駆け出して行ったわ。あっちのほうに」
「な、なんで止めてくれなかったのですか!」

主に僕を見て言ってくれる黒ウサギ。でも、僕は言おうとしたよ?

「W黒ウサギには言うなよWって言われたから」
「君ら、結構ノリノリで言ってたよね!?」

なんで、この状況で黒ウサギをいじり始めるんだよ。

「香夜様もです。知っていたなら教えてくれてもいいじゃないですか!」
「物理で口を塞がれてたんだよ。 でも、ごめん。黒ウサギ」

うなだれている僕を見て少々気が落ち着いたのか少し元に戻る黒ウサギ。

「た、大変です!W世界の果てWにはギフトゲームのために野放しにされている幻獣がいます。このままでは十六夜さんは幻獣のギフトゲームに」

……幻獣?
………
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