暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos40理のマテリアルS/星光の殲滅者〜Stern The Destructor〜
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特定させないための。とにかくその速度から言って回避は無理と判断して、私と“レイジングハート”は全力で防御に徹することを決めた。
――ラウンドシールド――
――プロテクションパワード――
――ファイアプロテクション――
対魔力に対炎熱の三重防御陣。
「疾れ明星! 全てを焼き消す炎と変われッ!!」
(これ・・・炎熱の集束砲・・・!!?)
“ルシフェリオン”から強力な火炎砲が発射された。ラウンドシールドがまず破壊。次にプロテクションパワードにひびが入って破壊。最後のファイアプロテクションは、なんとか破壊はされなかったけど、その威力でものすごく後退させられた。あまりの衝撃と熱さに意識が眩みそうになるのを必死に耐えて、なんとか防ぎきったって安堵したのも束の間・・・
「真・ルシフェリオン・・・ブレイカァァァァァーーーーーーッッ!!!!」
本命の1発が残ってた。それこそ本当の集束砲だった。全身のダルさで避けることは難しく、それ以上に避ける余裕もないほどに大きい砲撃だった。私はマガジン内のカートリッジを全弾ロードして防御に回ることを決意。大丈夫。ファイアプロテクション・パワード。アリサちゃんのガラティーンブレイカーやルシル君の炎熱砲撃、シグナムさんの炎熱付与攻撃にも耐えたんだ。
(それに、絶対に負けられないもん・・・!)
友達と一緒に生み出した魔法と、負けたくないって思いを支えに、シュテルの集束砲を耐える姿勢を取る。そして「っ、ぅぅく・・ぐっ・・・くぅぅーーー!」着弾。耐える。砲撃の効果が途切れるまで。グッと唇を噛み締めて、ギュッと“レイジングハート”を握りしめて、ひたすら耐える。
「はぁはぁはぁ・・・けほっけほっ、はぁはぁ、ふぅふぅ・・・!」
そうして私は耐えきって見せた。揺らぐ意識の中でも私はマガジンを交換して「エクセリオン・・バスター・・・A.C.S・・・、ドライブ!!」私も高速突撃。シュテルも息も絶え絶えって風で、私が無事だったのを見て「っ! 高町なのは、あなたはやはり・・・!」目を大きく見開いて驚きを見せた。
――ラウンドシールド――
シュテルの展開したシールドに“レイジングハート”の先端に展開されてる魔力刃――ストライクフレームが衝突して、そう拮抗することもなく破砕。そしてストライクフレームがシュテルに直撃。
「っぐ・・・!」
≪Load cartridge !!≫
「エクセリオンバスター、零距離発射!!」
そして零距離でエクセリオンバスターを撃った。目の前が私の魔力光である桜色の光と煙でいっぱいになって、その衝撃で後退。煙も晴れて、シュテルの姿を視認する。
「フフ、お互いにボロボロですね、高町なのは」
「だね。まだやる? シュテル」
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