暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos40理のマテリアルS/星光の殲滅者〜Stern The Destructor〜
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黄金の髪に紅と翠の虹彩異色、魔力光が虹色。碧銀の髪に紺と蒼の虹彩異色。信じられなかった。そのどちらもわたしの知ってるある人物の特徴だったから。その衝撃が計り知れず、ついアミティエさんから完全に意識が逸れた。

「ごめんなさい、イリスさん!」

「え?・・・え、あ、ま、ちょっ、ちょーーーー!!?」

アミティエがいつの間にかバインドブレイクを果たして、一瞬のうちに逃亡してしまっていた。

†††Sideイリス⇒なのは†††

アミティエさんも逃亡しちゃったことでふりだしに戻った私たちは、すずかちゃんが相手にした人――たぶんヴィヴィオさんと、私が相手にしたハイディさん、シャルちゃんが相手にしたアミティエさんの捜索を続行。合流時間は午後11時。それまでは分散して捜索だ。

「ベルカ時代の王様かぁ・・・」

シャルちゃんから聴いた、ハイディさんの名前やヴィヴィオさん?の身体的特徴が、古代ベルカの王様と一致してるって話。ハイディさんは“覇王イングヴァルト”さんと一致、ヴィヴィオさんは、シャルちゃんたち聖王教会が崇め奉る“聖王”の特徴と一致してるって、本当に驚いてた。

≪Master !≫

「え、なに? レイジングハート」

空を翔けていると、“レイジングハート”から知った魔力反応を捉えたって報せを受けた。その魔力反応っていうのが「理のマテリアル・・・!」のことだった。アミティエさん達の捜索も大事だけど、マテリアルの捜索も大事だ。一応はやてちゃん達の担当だけど、近くに居るんだから仕方ないよね。

「いくよ、レイジングハート!」

≪Yes, my master !≫

“レイジングハート”が報せてくれた地点へと向かって、そして「居た・・・!」見覚えのある姿を視界に収める事が出来た。向こうも私に気付いて「ご無沙汰しています、高町なのは」って挨拶してくれたから、「うん、久しぶり。元気だった? って聞くのも、変だよね?」って応える。

「おかげさまで、撃破されて以降はぐっすりと休むことが出来、こうして無事に再起動することが出来ました。まぁ、TPOを弁えずに再起動したことでディアーチェには怒られてしまいましたが」

「あ、名前、あったんだね。えっと、シュテル・・・?」

「はい。星光(シュテル)です。シュテル・ザ・デストラクター」

「格好いい名前だね」

「光栄です。名を褒めて頂くと、こうも嬉しいのですね」

なんか以前と違ってシュテルの纏ってる空気が少し緩く感じるから、なんていうか友達とお話をしているみたいでこっちも嬉しくなっちゃう。と、「それではなのは」シュテルが“ルシフェリオン”を構えた。

「憶えていますか? 私が消えゆく際、貴方と再び魔導を交えたいと言ったことを」
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