暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos40理のマテリアルS/星光の殲滅者〜Stern The Destructor〜
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体勢が未だに整えられなかったアミティエは「うっく!」上半身を大きく反り返すことで紙一重で回避。チャンスだ。フリューゲルを羽ばたかせてアミティエに接近。

「雷牙・・・!」

≪月閃刃!≫

「わわっ!」

刀身にスタン効果を付与した“キルシュブリューテ”の一閃を、2挺の銃から2本の片刃剣に変えて防いだ。バチバチとわたし達の間で飛び散る火花。押し切ろうとしたところで、アミティエは片方だけ銃に戻して銃口を“キルシュブリューテ”に向けて、「ファイア!」光弾を発射。

「きゃん!?」

“キルシュブリューテ”を弾かれた事で強制後退。自分の意思じゃないから僅かに体勢を崩しちゃった。それが最大の隙。アミティエは「ごめんなさい!」光弾を容赦なく撃ち込んできた。急いでフリューゲルで体を包んで防御態勢に入る。

「うわっ、ちょっ、アミティエさん! 公務執行妨害だけじゃ済まされないよ、コレ!!」

「あぅぅ、すみませーーん! とっても心苦しいんですが、私たちには、時間がないんです!」

「いやだから! それも含めて話を聞かせて下さ――ああもう、アミティエぇぇーーっ! 聞かせろっつってんの! 本気で怒るよ!?」

「うええ!?」

防御を右翼に任せて、左翼を大きく羽ばたかせる。攻防一体の突進技でアミティエに突っ込む。その間にガンガンと右翼が光弾で削れていく音が響いて来て恐い。ここで強制解除されたら市街地へ真っ逆さまだ。
ある程度近付けたら右翼をバサッと勢いよく開く。そして聞こえる「ひゃあ!?」アミティエの悲鳴。フリューゲルで叩き払ってやった。間髪入れずに「光牙十紋刃!」十字斬撃を放って・・・「きゃああああ!」直撃させた。

「いい加減にしてください、アミティエさん!」

――拘束の連鎖――

逃亡できないようにバインドで拘束して、薄くなった右翼に魔力を流し込んで元の厚さに戻しながら怒鳴る。直撃させたにも拘らず堪えていないように見えるアミティエにちょっとショックを受ける。とここで、『シャルちゃん、そっちはどう?』なのはから通信。遅れて『シャルちゃん、こっちはアミティエさんじゃなかった』すずかからも入った。

「こっちは当たり。そっちは?」

『ベルカ式の女の子だった』

『あ、私の方も。なんだかおかしかった。なのはちゃんを、なのはママ、って呼んだり、ディバインバスターを使ったり』

『驚いたよね。私が相手した人も、ヴィヴィオさんのお母様、なんて言ってたし。たぶん人違いだと思うんだけど』

「へぇ、どんな子だったの?」

なのはママて。それはまたとんでもない人違いじゃん。一体どんな子がそんな馬鹿げたことを言ったのか見てみたい。って思ったのが失態。なのはとすずかが気を利かせて見せてくれた。

「っ!!
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