暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos40理のマテリアルS/星光の殲滅者〜Stern The Destructor〜
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
事情がありまして、お話しすることは出来ないのです! ですから、ここは見逃してくださぁーーーいっ!!」

「(やっぱダメかぁ。仕方ない)キルシュブリューテ。風牙・・・!」

≪烈風刃!≫

反転して離脱を図ったアミティエの行く手を遮るために急上昇。そして“キルシュブリューテ”を振るって、風圧の壁――風牙烈風刃を彼女の目の前に放つ。と、「あわわ!?」アミティエは急停止。危なかったぁ、逃げられるところだった。

「違法渡航者としてあなたを抑え込むことも出来ます。が、出来ればそうしたくありません。ですから逃げないでください」

「・・・・現地の方やお役所の方々にも、なるべくご迷惑をおかけしないよう立ち回りますので、どうか!」

「そう言うわけにもいきません。こちらも世界の安寧・秩序の為ですから」

≪カートリッジロード!≫

“キルシュブリューテ”の刀身の付け根、その峰側にあるコッキングカバーが刀身に沿って上にスライド。装弾数5発の回転式シリンダーが回転してカバーが元に位置に戻る。これでカートリッジに充填されている魔力が使用できる。

「お役所仕事なのは重々承知しております。イリスさんに迷惑を掛けることもいくら頭を下げても足りないです。が、それでも私は・・・!」

「では力づくで、押さえさせていただきます!」

――雷牙翔裂刃――

“キルシュブリューテ”を振るって、熊手のような形の真紅の魔力雷の斬撃を放つ。アミティエは「仕方ありません。抵抗させていただきます!」そう言って躱してすぐ、「バルカンレイド!」2挺の銃から光弾を連射してきた。
こちらが不利な状況、それが相手に気付いてほしくない場合、圧倒的な力でこちらが有利だと錯覚させる必要がある。そう、わたしの方が強いんだって思わせるために、ほぼ全力の牽制攻撃を行う。これで降伏を促す。けど、アミティエはそれでも抵抗してきた。

「(あーもう!)だったらこれでどう!?」

放たれてきた光弾をルビーン・フリューゲルの片方でペシッと弾き返すと、「うっそーーっ!?」アミティエは驚きの声を上げて、跳ね返って来た光弾を回避。そして「だったら! ファイネストカノン!」2挺の銃口から放たれる光弾が1つになったことで砲弾と化した。あれはフリューゲルじゃ防ぎきれないかな。

≪光牙烈閃刃!≫

真っ向から剣状砲撃をぶつけて相殺。首筋にチリッとした痛みが奔って、わたしはすかさず振り向きざまに“キルシュブリューテ”を振るうと、ガキィンと金属音が耳に届く。やっぱり背後に回り込まれてた。高速移動系の技術を持つ子はほぼ同じ。でもこっちは騎士なんだよ。

「せぇぇぇいッ!」

力任せに“キルシュブリューテ”を払ってアミティエを弾き飛ばし、即座に「光牙閃衝刃!」最速の魔力槍を発射。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ