暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos40理のマテリアルS/星光の殲滅者〜Stern The Destructor〜
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正直、戦闘を続けられるほどの魔力も気力も体力もない。もしまだ続けるって言われたら素直に負けを認めるしかないかも。でも「いいえ。私はもう限界を超えています。活動限界です」って力なく、でも満足そうに微笑んだ。
「実は私も。もう飛んでるだけで精いっぱい」
「そうですか。・・・引き分け、ですね」
「引き分け、だね」
それから少し微笑み合った後、「貴方とこうしてずっと闘っていたいですが、それは許されません」そう言ってシュテルが踵を返した。
「シュテル・・・!」
「貴方たちが心配しているのは、我々が無辜の民に、被害や迷惑などを出さないか、なのですよね? そのことに関しては、我々は遵守します。アイルは興味がなく、フラムは自称騎士として私と同意見なはずですし、ディアーチェと暴れん坊のレヴィには私から念を押しておきます」
「ありがとう、シュテル。だけどやっぱり一緒に来てほしいかなぁって思ってるんだけど」
「それについてはすみませんが、お断りさせていただきます。我々が目的を果たし終えた時、改めてご挨拶にお伺いいたします。今はそれだけで許してください。では、なのは。またいずれ魔導を交えましょう」
そう言ってシュテルは、ボロボロな姿でもしっかりとして速さで飛び去って行った。
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